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まず濱口は「認知症 なったとしたら そのときは この笑顔だけは 忘れないよ」と詠み、その意味として「いろんな物事は忘れてしまうかもしれないが、息子も生まれて、息子のふわっと笑う顔って忘れないのかなと思った」と語りました。その言葉を聞いた南は、涙ぐみそうになりながら「本当に泣いちゃう」と笑みを返して思いを受け止めました。
一方、南は「認知症 なったとしたら そのときは のぼりくだりも 手と手をつなぎ」と詠みました。 歌に込めた想いとして、南は「認知症になると大変なこともあると思う。そういう大変なことも楽しいときも、一緒に手をつないで、手をとって、頑張っていきたい」と説明しました。
濱口は、それを聞いて「めちゃめちゃいい。ふだんの階段のことも、人生的なことも言っていていいね」と妻の短歌の才能を称賛。「ちょっと恥ずかしいですけど、階段の上り下りの時も今も手を出すものね」と照れ臭そうに話し、続けて「支えあっていければ、乗り越えられることはいっぱいあるからね」とコメント。濱口はかなり感動したようで、「ほんとめちゃめちゃいい。あとでそれ頂戴」と、南の短歌(手紙)を大事にとっておきたいと明かしました。
続いて、濱口は二首目に「認知症 なったとしたら そのときは 笑ってすごせる 日々にしようね」 と詠みました。濱口は「笑顔や笑うというのが自分のテーマになっているのかな」と歌に込めた思いを語り、南は「本当にそれを私たちは大切にしているからね」と同調しました。
南の二首目は「認知症 なったとしたら そのときは 何度も言うね あなたの妻よ」。濱口は「いいですね。確かにどちら様でしたか?というかもしれへんね」と自分のリアルな問題として受け止め、南は「そう。何回も言うよ。あなたの妻よって」とにっこり返しました。
続けて、南は「ほんと、何回(濱口が)忘れたことか、ハサミの位置を」と思い出し笑いし、いろいろと忘れっぽいらしい濱口は「この先どうなるかは正直わからないし、でもそういってもらえてたらいい。すごく力強くいい言葉だ」と感心。その流れで、夫婦仲良く「もし認知症を発症した場合の夫婦生活」について語り合いました。
そうした会話について、南は「真剣に二人で話すのもいいけど、こうして短歌で話すというのもいいね」「文字としては少ないけど、想いがすごく伝わってる」と話し、濱口も「そうだよね。選びぬかれた言葉でいい」「いっぱい(二人で)話すけど、こういうこと(認知症になった場合のこと)はあまり話さない。素敵な機会でした」と笑顔で同意していました。