約80年後の未来である2100年。我々の生活はどのように変化しているでしょうか。一人ひとりの行動によって、よい未来にもなり、悪い未来にもなるのだと思います。良い未来を迎えるためには、皆が協力し合い、共に生きていく事が大切です。


東京都江戸川区では昨年、2100年を見据え、全ての人を“共生”の対象とした全国でも類を見ない「ともに生きるまちを目指す条例」を策定しました。


そして、区民一人ひとりが「共生社会」に共感し、行動に繋げていくことを目的に、「2100 年を見据えた共生社会ビジョン」、「2030年を見据えた SDGs ビジョン」、「子どもたちの理解を深める絵本」の3冊を制作し、2022年9月8日(木)に開催した定例会見で完成の発表を行いました。


冊子制作の経緯


現在、江戸川区では外国人住民も増え、多様性のある区となりつつある一方で、今後は高齢化社会が進み、2100年には区の人口、予算、職員は約 3 分の 2 にまで減少すると推測されています。


このままでは、今までの生活を送ることができなくなると予想されるため、「より良い未来のために区民一人ひとりが『共生社会』に共感してもらいたい」との想いから 2100年、2030年を見据えた冊子を制作することとなりました。また、子どもたちにも興味をもってもらえるよう絵本も制作しています。


冊子、絵本について


・2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)



江戸川区が目指す共生社会の姿を分かりやすく描いた長期構想。このまま何もせずただなりゆきにまかせた未来と、将来を見据えた未来を対比しながら分かりやすく解説しています。


・2030年の江戸川区(SDGs ビジョン)



SDGsのゴールとなる 2030年までの江戸川区の目標や具体的施策をまとめた中期計画。江戸川区がSDGsを推進している理由を説明しているほか、江戸川区の施策をSDGsのゴール毎に分類し、具体的な数値目標を掲載しています。


・ワラビーのレストラン クワガドーエのお客さん



共生社会の理念を分かりやすく描いた かめおかあきこ先生による絵本。ワラビーが営むレストランを舞台に、さまざまな個性をもつお客さんとの出会いを通じて多様性を理解し、共生社会のヒントを見つけられる物語となっています。


冊子、絵本はいずれも小中学校、保育園・幼稚園、図書館等公共施設などで閲覧することが可能となっています。


斉藤猛区長のコメント



江戸川区の斉藤猛区長は、今回の2100年を見据えた政策について「共生社会とSDGsの誰一人取り残さないというのは、同意語だと思っている。2100年に向かう経過の中でSDGsを意識することが必要だと思っている。2100年には区の人口、収入が減っていく未来が見えている中で、このままの行政でよいのか、将来に負担を先送りにしないためにはどうしたらよいかを今考えて行動に移していく必要がある」とコメントしています。


 


江戸川区に限らず、2030年、2100年といった未来を見据えることは、その他の行政、個人にとっても大切なことだと思います。皆さんも是非、先を見据えた行動、選択をしてみてください。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 東京都江戸川区が全国でも類を見ない2100年を見据えた条例を策定。共生社会実現に向けた冊子と絵本を制作