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「さくさくぱんだ」や「フィンガーチョコレート」など、ロングセラーブランドとなるチョコレートを数々と生み出してきたカバヤ食品が「カカオ×豆乳」の新チョコレートカテゴリーとなる「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)※オープン価格」を9月27日(火)に発売。先日、都内で開催された新商品発表会では開発への道のりや新商品へのこだわりなどが開発担当者より語られた。
サイズは55gで箱型のタイプと142gの大容量が入った袋タイプの2種類。 栄養素としては「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)」を5〜6粒摂取すると納豆1/5パック(約9g)のイソフラボンが摂取できることになる。
カバヤ食品は1951年から半世紀以上、原料・配合・製法と3つのこだわりを持ってチョコレート商品をつくっている。そんな多大なこだわりがあるカバヤ食品が新たに生み出した商品が今回の「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)」だ。
チョコレートが健康にいいのはありがたいが、甘いものは自分へのご褒美などで買うことも多く、おいしいのが一番。そこでカバヤ食品はそのニーズにも着目し、おいしさにもこだわった。その一つとして豆乳をたっぷり使うことだとカバヤ食品株式会社 マーケティング本部 研究開発室 研究・開発一課 秋田康裕氏は言う。しかし豆乳をたくさん使うと豆くささなどチョコレートのおいしさが損なわれ、食感への弊害にも繋がってしまう問題点があった。そこで、国内の粉末タイプの豆乳を数十種類集め、厳選したものを使用。カカオマスも豆乳に相性のいいものを選定し、カカオと豆乳の黄金比を見つけるなど試行錯誤しながら課題をクリアしていった。更には粉末投入を微粒化することで粉っぽさを軽減、チョコレートのなめらかさを実現し、おいしい「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)」が誕生したと製造への過程を教えてくれた。
「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)」を実際に食べてみると、チョコレートのこってりとした甘さではなく、マイルドな味とほどよい、あっさりとした甘みが口の中に広がる。コーヒーとの相性もよさそうで、甘すぎるのが苦手な人にもおすすめだ。
発表会ではチョコレートジャーナリスト/ショコラコーディネーター 市川歩美氏と開発担当者2人によるトークセッションも行われた。
市川氏が「これまでのチョコレートと比較して苦労したことは何?」と聞くと秋田氏は「豆乳を使用したチョコレートは弊社では前例がなかったので製法含めて一から積み上げていくことに苦労しました。」と語った。
更に市川氏が「プラントベースミルクの中でなぜ、「豆乳」にしたのか?」と聞くと山本氏は「最近ではアーモンドミルクやオーツミルクなども話題になっていますが、豆乳は前から身近な飲み物で消費者の中でも飲んだことがある人が多かったことが理由の一つにあげられます。また、他のプラントベースミルクに比べても豆乳は総合的に栄養バランスがとれている点もあり、豆乳を選定しました。」と話した。
健康によく、おいしさにもこだわって誕生した「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)」はチョコレート好きだけでなく、健康思考やヴィーガンの人にも人気が出そうだ。