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一つ目は、コーポレートブランディング支援を行う株式会社揚羽の研修です。全社員に「ほめ達!」を認定する「ほめ達!検定」の合格を推奨しています。「ほめ達!」とは、一般社団法人 日本ほめる達人協会が提唱している「ほめる達人」、つまり“目の前の人やモノ、仕事で言えば商品やサービス、出来事などに独自の切り口で価値を見つけ出す『価値発見の達人』” のことです。
なぜ「ほめ達!」になる必要があるのでしょうか。揚羽では、創業以来、営業機能と制作機能の両方を社内に抱えた一気通貫型で800社以上の企業ブランディング支援をしてきた背景から、クライアントや企画担当メンバー同士のコミュニケーションの生産性を最大化し、よりクオリティの高い業務の遂行を目指しています。そこで、全社員に「ほめる力」を養うことでよりビジネスコミュニケーションの質を高めることを考えました。
「ほめる」というのは、相手をコントロールするためでなく、自分の心を整えるためにすること。人、もの、出来事の中で一点ネガティブに見える場合でも、価値を見つけて相手に伝えることがほめるということなのだそう。ほめると自分の心にも余裕が生まれるそうで、「ほめ脳」を活性化させることができるそうです。
揚羽では全員が「ほめ達!検定」を受講しています。ビジネスだけでなく、生活、人生において役立つスキルといえそうですね。
ユニークな企業研修やセミナーなどを提供する株式会社アントレ・ラボコーポレーションが今年3月、「元自衛官が教えるサバゲー研修体験セミナー~光線銃を使った実践型チームビルディング演習~」を実施しました。
講師は、元自衛官の永井宏樹氏で、当時は陸上自衛隊入隊の防空ミサイル部隊に所属。セミナーでは、光線銃型の銃を用いて、都内にある近未来型の施設内で、チーム分かれて様々なミッションを行っていく流れです。
どのような力が培われるのでしょうか。このサバゲー研修では「作戦→対戦(行動)→振り返り」の行動、つまり「PDCA」を1日の中で、繰り返し短時間で回転させていくことができるのだそう。それによって、チームとしての力はもちろん、一人一人の主体性や行動力、目の前にある問題を解決する力を養うための力を身に付けることができるといいます。
大将戦や、殲滅戦(全員を倒す)など、様々なミッションに応じて、チームの戦力などを考えながら、いかにして少ない被害で、効果的にミッションを達成することができるのかの作戦を会議した後で実践を行う、終わったら振り返りを行う流れです。
元自衛官に教わることができる機会はなかなかないものです。またサバゲー好きの社員がいれば、大興奮。これによってビジネスのPDCAが学べるとは、モチベーションが上がりそうですね。
岐阜県や愛知県で自社農園や営農指導等を行う株式会社アグリンクスは、企業向けに農業体験プログラムを提供しています。
先日より、岐阜本社で実施してきた「おとなの遠足農園」「しいたけの農業体験」といったプログラムが名古屋市内でも提供開始となりました。
「おとなの遠足農園」では、畑での収穫体験やバーベキューなどのアクティビティを行い、「知る・聞く・見る・やってみる」をテーマに、農場スタッフから野菜や土の話を聞きながら観察や収穫を行うことができます。
農業体験では、自社農園の利用や畑を利用した従業員研修に向いており、自社区画を持って実際に農業作業を通じて研修を行うこともできます。
実際、飲食店の従業員への食育や新入社員研修や、従業員やその家族への福利厚生として、農業参入を検討中の企業などが研修として使うなどのシーンで活用されているそうです。
普段の都会での生活ではなかなか体験できない農業体験。何か大切なことが学べそうですね。
ユニークな企業向け研修を3つご紹介してきました。どれも一度は受けてみたい研修ばかりですよね。これからは多様なスキルが求められる時代。もし受けたい研修があれば、会社に掛け合ってみるのもいいのでは。
【取材協力/出典】
揚羽(https://www.ageha.tv/)
アントレ・ラボ コーポレーション「元自衛官が教えるサバゲー研修体験セミナー~光線銃を使った実践型チームビルディング演習~」(https://www.entrelabo.co.jp/news/2022/3/18/318-)
アグリンクス「農業プログラム」(http://aglinks.jp/experience/)