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中学受験も高校受験も一般的には3年間で学習していくところを6年間一貫教育で学習することにより、約5年半で中学3年の過程を余裕を持って終了することができる。そして、習い事や家庭の時間を犠牲にすることなく、難関都立高校や難関大学付属高校を目指せるよう指導していると話す本村氏。
自身は佐賀県出身で小学生から国立に通っていたため、小中はほぼエスカレーターで進学した。国立だったため先生も素晴らしく、しっかりとした教育を受けられたと当時を語る。そして大学受験を経て、最初は慶應義塾大学に入学。難関大学ということもあり、周りを見ると小中と遊ぶ時間を犠牲にして必死に勉強をこなし、挫折や苦しい思いを経験して大学に入学している人を見た。
そんな経験から子供たちには多くのものを犠牲にすることなく、伸び伸びと学習して欲しいと思った。そこで、効率よく勉強できるようにしたいと考え小学校、中学校の6年間一貫教育を推奨するようになったと話す。
人生はいろいろあるので遊んでしまう時期もあれば、大学に行かないという選択もある。それでもいいとは思っていると本村氏は言う。ただ、15歳まではシンプルに頭を鍛えるために勉強をした方がいい。それは困難から逃げない、友達の大切さを学ぶ貴重な機会にもなるからだと話す。この小中6年間の一貫教育は結果はどうであれ、東大に行けるだけのカリキュラムは組んでいる。
そして子供たちにとって最良のペース配分が組まれているのだ。親がこれを組むのは難しい。子供にも遊びたい、スポーツをしたいなど、その時々で環境や心境が変わるものだ。そのため9年間あると、ゆとりもでき、いい配分で成長していけるのだ。
効率を上げるという点では例えば、中学校2年生で偏差値73くらいの生徒がいたら、中学校1年生で2時間でできた勉強を1時間でできるように脳を鍛えるよう教える。そして1時間以上勉強しなくていいと伝える。それが中学校3年生になった時に活きてくる。この方法をやると質は2倍、量も4倍こなせるようになり、スピーディーに偏差値が伸びていく。
これは勉強だけではなく、大人になってからの仕事などにも活きていく。効率を上げるという点は癖づけのため大人になってからの習得は難しく、柔軟な子供のうちから習得しておくといいと本村氏は教えてくれた。