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日本での海洋ゴミ問題はまだまだ発展途中のため東濵氏は国レベルでもっと力を入れて欲しいと話す。ビニール袋の有料化などをしているが、既に海に流れ出ているものを回収しないと意味がない。プラスチックは海の中にいる生物はもちろん、人間、地球にも大きな影響を及ぼすのだ。それならもっと重大な問題としてとらえるべきだと話す。
株式会社SUSTAINABLE JAPANのように環境問題に関連する事業のみを行っている会社はほとんどない。大きな利益を出すには難しいが目的は子供たちにきれいな海を残すこと。そのためには海を守っていくアクションを継続して、そして集中して行っていかないといけないと語る。
今後、やっていきたいことを聞くと、日本は海に囲まれているので先ずは海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)を日本中に設置したいと言う。それにより多くの海ゴミが回収されることになる。そのためには様々な人の協力が必要で、更には自分が折れることなくSEABIN(シービン)を広める活動を続ける意思が必要となる。株式会社SUSTAINABLE JAPANだけではなく様々な企業や団体と協力して取り組んでいきたいと話す。
自社で開発した農業排水のゴミを回収する用排水路浮遊沈殿ゴミ回収機の開発時には熊本工業高校の学生が協力してくれた。太陽光発電で動くこの機械の太陽光システムを構築するため、太陽光パネルの大きさや蓄電量、稼働量を計算してくれ、学校で実証実験を行ってから機械に設置してくれたのだ。環境問題について講演会を行った小学校ではこの機械の名前を考えてもらった。このようにいろんな人の協力を得て活動している。
SEABIN(シービン)を設置するには自治体の協力もそうだが、ゴミを回収する人が必要となる。北海道で設置した場合、自分は熊本県在住なので頻繁にいくことができない。そんな時にビーチクリーンなどをやっている地元の法人に委託してやってもらうことなどが必要になる。
新たな機械の開発もそうだが、機械の導入にも多くの人の協力が必要になってくるのだ。また問題になった沖縄の海に漂流していた軽石についてもこのSEABIN(シービン)が回収に役立つ。ゴミだけでなく、急に発生する漂流物含めて、地元の人を巻き込んで、みんなで一緒に海をきれいにしていくと思ってもらえたら嬉しいと東濵氏は話す。
日本や世界を変えるため、この大きな環境問題に一人一人がしっかりと向き合わないといけないのだ。