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ここまで大豆ミート市場が広がったのは、健康に良いからという理由だけではないでしょう。まず、価格がとても安いのです。私が使っているそぼろタイプの大豆ミートは1キロ1490円。お肉と比べてかなりおトクだと思います。それに、お湯で戻して使うタイプなので、肉と違ってとても日持ちしますし、冷凍保存をする必要もないのです。
近頃、我が家の冷蔵庫に常備されているのは、セブンイレブンの「野菜と大豆ミートのタコスミート」。これをトマトやキャベツを添えたごはんにかけるとタコライスに、パンに載せ、チーズと一緒に焼くとタコストーストになります。子どもたちも言われなければ肉だと気付かないほど自然な味でとてもおいしく、しかも127円(税込)で買える神商品です。
スーパーのチキンナゲットがある棚の近くに置かれていることがある伊藤ハム「まるでお肉!大豆ミートのハムカツ」も絶品です。オーブントースターで5分温めるだけで、おそうざいコーナーにある感じのジューシーなハムカツそっくりの味が楽しめるのです。さすがハムメーカーの製品らしく、ハムの味を知り尽くして再現しています。こちらは3枚入りで440円(税込み希望価格)とお値段もやさしめです。
外で小腹を満たしたくなった時は、ドトールの全粒粉サンド 大豆ミート~柚子胡椒豆乳ソース~をチョイスします。こちらはきんぴらごぼうも挟まっている和風なお味で、かなりずっしりとくるので、満足感も大。そしてかなりお肉に近い味や歯応えなので、違和感なくおいしくいただけます。
『VOGUE』2022年5月号ではサステナブルなレストランを紹介する記事があり、大豆ミートのメニューがあるカフェも取り上げられていました。昔は自然食レストランにしかなかったメニューがどんどん街に溶け込んでいるので、今後大豆ミートが普及する可能性はかなりあるのではないでしょうか。