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2019年4月に初出店を果たした「コーナン港北インター店」をかわきりに、全国に15店舗※を展開するオフプライスストア「Luck Rack」は、ゲオグループの「セカンドストリート」(通称:セカスト)におけるリユース事業のノウハウを活かした価格設定や売場の編集力が強みです。
取引ブランドは約300社1000ブランドにおよび、ユーザーはスポーツをはじめインポート、カジュアルなど幅広いハイブランドのアイテムを上代の30~80%オフの値段で手に入れることができます。(※2022年1月現在)また、店頭に置かれたデジタルサイネージやPOPなどを利用し、商品告知の他、SDGsやファッションロス問題について発信するなど、サスティナビリティな未来にアプローチした取り組みが特徴です。
余剰品を扱うオフプライスストアは基本的に新作の在庫ストックがありません。そのため常にユーザーに興味をもってもらえるような陳列方法や提案がかかせず、いわば“商品の鮮度”が大切になってきます。
そのため単なる余剰品の安売り店とは異なる「Luck Rack」ならではの工夫と、トレンドやシーズンにあわせたディスプレイと陳列によるファッショナブルな提案を心がけており、これは、ブランド側の価値を守ることにもつながると考えられます。
もちろん大抵の場合、商品とは一期一会。欲しいアイテムを(見つけた!)と思ったならば、その場で購入しないと次に訪れたときには誰かの手に渡っている可能性が高く、「Luck Rack」では“宝探しのようなショッピング体験”をコンセプトに、リアル店舗ならではのワクワク感を味わってほしいとしています。
自社商品のみを展開する特定のアウトレットストアと異なり、「Luck Rack」のように多種多様なブランドを取り扱う店では、出店地域や施設よって商品構成を大きく変えられる点も魅力のひとつです。
例えば「名鉄百貨店」や「松坂屋静岡店」では、百貨店を訪れる客層にあわせ、比較的高い年齢層から支持のあるハイブランドを、また、リビングタウンとして人気の新所沢駅前にある「新所沢パルコ店」では、衣料品以外にコスメやアクセサリー、キッチンアイテムなどの生活雑貨も取り扱うなど、地元住民らのライフサイクルにあわせた品揃えを心がけており、常にトレンドを発信している「東急プラザ表参道原宿店」とは雰囲気も陳列方法も異なります。
ハイブランドのアウトレット商品といえば、年に数回、気合いを入れて地方のアウトレットモールに買いに行っていた、もしくはwebで購入していたというユーザーにとって、毎日アクセスできる最寄り駅のショッピングモールで、同じアウトレット商品が手に入るかもしれないという、今までにない新しい体験ができるわけです。
消費サイクルが早まるなか、世界的な衣料品ロスは今後ますます深刻な問題になると予想されています。少しでもロスを減らし、サスティナブルな社会を実現させるため、消費者も賢く買い物をしなければなりません。
今後「Luck Rack」では、2024年までに店舗数を50店舗に拡大することを目指しており、将来的にはゲオグループにおいてレンタル、リユースに次ぐ第3の収益の柱にしたい考え。都市部、郊外、駅チカなど、さまざまな業態やライフスタイルにあわせて活用できるオフプライスストアの発展に期待です。