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一つ目は、キャンディストロー。野村さん自身、日常に「ありのままのひとときをつくる」ストローブランド「DlinkStraw(ディーリンクストロー)」を立ち上げ、単に吸うだけのものではなく、ストローの価値の可能性を広げたいという思いから、食べられるキャンディストローとして、飴でストローを作ったそうです。体内に入れても安全安心な砂糖を原料としたストローは、ドリンクを飲んでいると少しずつ溶け、ほのかな甘さをプラスしてくれます。
そして2021年夏からは、キャンディ業界大手であるカンロ株式会社と共に、新たなキャンディストローの開発を行っているそうです。
カンロは、創業110周年を迎える2022年にフューチャーデザイン事業を本稼働し、「サステナブル」「Well-being」をキーワードとした、キャンディの可能性と未来をさらに広げていく活動をさまざまな外部企業とともに推進していく取り組みを実施していくと発表しました。その一環として、キャンディの可能性を広げるカンロの飴を使った「キャンディストロー」の試作が進められています。
このキャンディストローは、まだ試作段階なので、太さや味のレパートリーなどは、これからさらにブラッシュアップしていくそう。先日実施されたカンロの発表会で、野村さんは、カンロの人気商品「金のミルク」というキャンディを使ったミルク味のキャンディストローを作ってみたいと話していました。
続いては、サトウキビで作られたストロー。
黒糖の香りと滑らかな舌触りが特徴で、使い終わった後は土に還ります。
野村さんは、タピオカドリンクを飲むとき、『径』が大きめで、ほんのり黒糖の香りがするサトウキビ製のストローを必ず使うのだとか。
サトウキビの黒糖の香りと、タピオカドリンクとの相性はよさそうです。
実際に、サトウキビストローでアイスコーヒーを飲んでみたところ、ストローに口をつけた瞬間、黒糖のいい香りがふんわりと漂ってきて、まるで黒糖コーヒーのようでした。これはクセになりそう!
草ストローは、その名の通り、草を使ったストロー。よもぎで作られた草ストローは、よもぎのいい香りがして、軽くて丈夫。使い終わった後は、動物の餌になります。
実際、草ストローでアイスティーを飲んでみました。口をつけると、ほんのり、よもぎの香りが広がり、まるでフレーバーティーを飲んでいるような気分!
さらに、無添加というのは惹かれる要素の一つですね。意外と丈夫なので、常に携帯したくなりました。
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3つのサステナブルなストローをご紹介してきました。最近では、雑貨ショップなどでも手軽に手に入るようになっているので、ぜひ見つけて、積極的に環境にいいことはじめましょう。
【取材協力】
野村 優妃(のむら ゆうひ)さん
1997年生まれ。愛知県名古屋市出身。高校卒業後、フィリピンと台湾を中心に語学勉強に勤しむ。ストローの魅力を発信するストローマエストロの活動をする傍ら、食べられるストローを開発。相当なストローマニア。
Dlink Straw公式ブランドサイト(https://dlinkstraw.jp/)