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LIFULL(ライフル)が発表した、「LIFULL HOME'S」に掲載された物件のうち、実際の問い合わせ数から算出した「2021年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング」の首都圏版「借りて住みたい街」のランキング1位は「本厚木」でした。本厚木は、コロナ禍で人気急上昇した模様です。
本厚木は、神奈川県に位置する小田急小田原線の本厚木駅があるエリアです。
小田急線特急で本厚木駅から新宿駅まで約45分と、都心まで問題なく通えて便利な立地です。
またLIFULLの調査にコメントを寄せていた「厚木市」の小林常良市長によれば、郊外は、丹沢山系を始めとした豊かな自然環境に恵まれ、ハイキングや温泉郷、イチゴなどの味覚狩りが楽しめるなど、観光資源にも恵まれており、自然と都市が調和した暮らしやすさがランキング結果に表れたのではないかと述べています。
厚木市に引越しされてくる人からは、「通勤に便利」、「週末は気軽にアウトドアも楽しめる」、「個性的な飲食店も多くアフター5も充実」といった声が多いそうです。
これから、本厚木はどう変化するのでしょうか?
小林市長によれば、中心市街地では駅前広場を含む再開発事業を始め、「駅近マンション」が建設されているなど、駅前の新たな顔づくりが進められており、街のさらなる魅力・利便性の向上が期待されているといいます。
リモートワークが浸透する中、都心にも自然環境にもアクセスの良い本厚木は、まさに住みやすい立地といえそうですね。
リクルート住まいカンパニーが発表した「SUUMO住みたい街ランキング2021 関東版」で、 関東圏に居住している20歳~49歳の7,000人が住みたい街(駅)のランキングの結果で、1位になったのが「横浜」です。横浜は、2018年以降4年連続で1位でした。
横浜には横浜貿易港があることから、昔から国際貿易が盛んであることを背景に、異国情緒あふれる場所となっています。その象徴である横浜中華街は、有名な観光地の一つです。
打って変わって、横浜駅前は大型ショッピングセンターや百貨店などが立ち並び、買い物を本格的に楽しめる場所。
アクセスも抜群です。横浜駅は東急東横線、京浜急行電鉄、JR湘南新宿ライン、京浜東北線、東海道線・上野東京ライン、横須賀線が通っており、都内の主要駅にも簡単にアクセスできます。
その利便性の高さとエリアの魅力は、遊びや観光スポットとしてだけでなく、人々を「住みたい」と思わせる場所となっているようです。
横浜は、再開発が進んでいます。
例えば、横浜市中区港町の横浜市役所跡地に、三井不動産を代表とするグループによる34階建ての超高層ビルが建設されることが発表されています。かつての行政棟は保存活用して、ホテルや商業施設になり、議会棟は解体して高層ビルを建て、ライブビューイングアリーナ、オフィス、大学などに変わります。
星野リゾートの「レガシーホテル」や有隣堂が運営する、アート・音楽活動の場を備えた書店など、魅力的な施設も多くできるので、余暇の楽しみが増えそうです。
埼玉県久喜市の東武鉄道が通る「南栗橋」駅。この駅前エリアが新たに生まれ変わるプロジェクトが発表されました。
それは、久喜市、東武鉄道、トヨタホーム、イオンリテール、早稲田大学 小野田研究室の産官学連携による街づくりプロジェクト「BRIDGE LIFE Platform(ブリッジライフプラットフォーム)構想」です。
南栗橋駅は、東武線の始発駅で都心まで約1時間でアクセスできる利便性とともに、日光散策や温泉巡りができる栃木方面に向かう列車の始発駅で栃木方面へのアクセスも良いため、「都心」と「自然」の両方の魅力を享受できる場所。
コロナ禍で、リモートワークが推進されたことで、郊外生活の需要が高まりつつある中、仕事と遊びや趣味が両立できる街が求められています。そんな中、南栗橋駅前エリアは、一つの選択肢になり得ます。
そんな南栗橋駅前エリアは、これから大きく生まれ変わります。次の4つの街区が作られる予定です。
1)戸建街区・クラブハウス(トヨタホーム、東武鉄道)
戸建住宅が172戸建設予定で、「サステナブルシティ」の実現を目指し、先進設備を採用したスマートタウンの開発が取り組まれます。5GWi-Fi敷設によるリモート環境も整備し、「働く場所」と「住まう場所」 の機能が整備されます。
クラブハウスも作られる予定で、BBQなどが楽しめるほか、住民間でのイベントやワークショップなども実施されます。
2)商業街区(イオンリテール)
スーパーマーケットなど商業施設が開業予定。地域に住まう人々の利便性はもちろん、コミュニティ形成の場をつくることも予定されています。
3)生活利便街区(東武鉄道)
子育てや介護のサポートを果たすため、保育所やシニア施設が創設されます。
4)公園等(久喜市)
家族で気がねなく遊んだりピクニックもできる大きな公園のリニューアルなど、憩いや遊びの場が整備されます。
その他、早稲田大学 小野田研究室による、自動宅配の実証実験をはじめとした次世代モビリティシステムの導入や、環境配慮などの社会課題の解決とともに、住民の利便性向上を目指すサービスを展開予定です。
2022年5月に街びらきを控えており、そこで詳細が発表される予定です。これからの南栗橋駅前エリアに期待が高まります。
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本厚木、横浜、南栗橋と、どれも、もともと魅力的なエリアでしたが、これから開発が進めば、ますます住みたくなる街になりそうですね。ぜひ今後の住まうエリアの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
【参考】
出典:株式会社LIFULLプレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000033058.html)
出典:リクルート住まいカンパニー「SUUMO住みたい街ランキング2021 関東版」(https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/data/sumimachi2021kantou_eki/)
出典:横浜市記者発表資料(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/genshichoshagaikutou/genshichosha.files/press20190904.pdf)
「BRIDGE LIFE Platform構想」(https://blp-pj.jp/)