秋の旅行先に! 10月グランドオープンの無人島リゾート「HINATA大島」と日南の旬の味覚をご紹介
宮崎県日南市の南郷海岸沖に浮かぶ大島で、無人島リトリート「HINATA大島」が2026年10月1日(木)にグランドオープンした。かつて人々が暮らし、やがて無人島となったこの島が、秋の味覚と手つかずの自然を楽しむ最高級リゾートとして新たな一歩を踏み出した。島全体が国立公園に含まれ、手つかずの自然が広がり、日常を離れた本格的なリトリート体験ができる場所として注目を集めている。今回は、そんな「HINATA大島」の魅力を、日南市が誇る秋の味覚とともに紹介する。
有人島から無人島へ―大島再生への挑戦
南郷海岸からおよそ2.5km沖に浮かぶ大島は、かつて多くの島民が暮らし、独自の文化を育んできた歴史ある有人島だった。しかし過疎化の波には抗えず、2015年頃に島民がいなくなり完全な無人島となり、美しい自然環境の維持や島の荒廃をどう防ぐかが地域の大きな課題となっていた。
この課題に向き合ったのが、観光施設などを手がけるレジャークリエイトホールディングス(宮崎市)代表取締役の河野信吉氏だ。地元で事業再生に携わってきた河野氏が「故郷への恩返し」として私財を投じる覚悟で大島の活性化に着手したところ、その熱意に国と日南市が共鳴し、計4億円の地方創生交付金の交付が決定した。
自己資金10億円と合わせ、総額14億円規模の「無人島活性化プロジェクト」として進められてきた取り組みが実を結び、2026年10月1日、「HINATA大島」のグランドオープンを迎えた。
本プロジェクトは、自然を切り拓くだけの商業開発ではなく、行政主体による防災基盤の整備や環境保全を土台に、そこへ民間のクオリティを融合させた「官民一体の地方創生プロジェクト」である点が特徴だ。一度途絶えた島の営みを最高級リゾートという持続可能な形で再び灯し、地元食材の活用や雇用創出を通じて日南の魅力を世界へ発信する、新たな離島再生モデルの確立を目指している。
秋の「HINATA大島」で過ごす、特別な滞在
空とクルーズ、2通りのアクセスで島へ
大島へは、自社所有の専用クルーザーとヘリコプターの2つの方法で向かう。クルーザーに乗ると、日南海岸の美しい海と山の自然を眺めながら、ゆったりと島へ向かうことができる。クルーザーでの送迎代は宿泊代に含まれ、ヘリコプターでの渡島(別料金)も選べる。
和モダンの平屋ヴィラと、全室にサウナを完備
島内に配置された受付棟「朴木」や客室は、日本の伝統美と現代建築を融合させた和モダンの平屋建て。装飾を抑えた造りにより、窓越しに広がる太平洋の青と島の緑を絵画のように眺められる設計になっている。
客室は、隠れ家のような趣の「Ocean Villa」(2名向け)5棟と、広々としたプライベートテラス付きの上位カテゴリー「Ocean Suite Villa」(2〜4名向け)2棟の合計7棟だ。全室に、スウェーデンの著名サウナブランドTYLO社製のストーブを備えた畳調の「和サウナ」が付帯している。
茶室のような独立空間で心身を整えたあとは、大きなガラス窓の先に海と木々を望む檜風呂で、波音に耳を澄ませるひとときを過ごせる。
懐石・鉄板焼き「榕庵(アコウアン)」
夜はシェフが目の前で仕立てる和食鉄板焼き。世界初の有機JAS認証を取得した黒毛和牛「江田牛」など極上の宮崎牛や、旬の魚介・野菜・果実といった日南の恵みを、職人が一皿ずつ丁寧に仕上げる。デザートは熊本のスイーツ専門店「Secrets=View!」の谷倫成氏監修で、宮崎県産マンゴーや自社農園のバナナなど島の恵みを生かす。ディナーは17:00〜22:00(ラストオーダー 20:00)。
加えて、島で暮らす馬たちと触れ合う「ホースセラピー(ホーストレイル)」や、宮崎県日之影町の伝統工芸を紡ぐ手仕事体験「わら綯い」など、心と向き合う滞在プログラムも用意されている。
島内には国内初とされる無筋コンクリート造の灯台が残るほか、1000km以上を旅する渡り蝶「アサギマダラ」の生息地としても知られ、自然観察の面でも見どころが多い。
HINATA大島と一緒に楽しめる! 日南市グルメ
秋の日南を訪れるなら、この時期にしか出会えない絶品グルメは見逃せない。
HINATA大島での滞在と合わせて、日南市のグルメもぜひ堪能していただきたい。
9月解禁「日南海岸獲れ伊勢えび」
9月に待望の解禁を迎えた「伊勢えび」は、身が締まり濃厚な甘みが特徴で、沿岸エリアでの浜焼きなどで豪快に味わうことができる。市内の飲食店や宿泊施設で伊勢えびを楽しめる「日南海岸伊勢えびまつり」が、秋の風物詩として開催されている。
日南の早場みかん「極早生(ごくわせ)・早生(わせ)みかん」
柑橘栽培が盛んな日南市。8月下旬〜9月下旬にかけては爽やかな酸味が特徴の「極早生みかん」が出荷され、露地栽培の温州みかんとして、シーズン最初のみかんとなる。10月以降は甘みが一段と増した「早生みかん」へとリレーされていく。
カツオ一本釣り“日本一”を誇る日南の「戻りガツオ」
「カツオ一本釣り日本一」を誇る日南の「戻りガツオ」。脂がたっぷりと乗った秋のカツオは、定番の刺身やタタキはもちろん、七輪で炙っても良し、茶漬けにしても良しのご当地グルメ「日南一本釣りカツオ炙り重」や、漁師町に伝わる出汁をかける郷土料理「かつおめし」として、旅の思い出に極上の彩りを添えてくれる。
「HINATA大島」施設概要
・施設名:HINATA大島(ひなたおおしま)
・グランドオープン:2026年10月1日(木)
・所在地:宮崎県日南市南郷町中村乙8004-1
・客室数:全7棟(和モダンなヴィラ)
・料金:1泊1人10万円〜(1棟・サービス料・消費税込)
・送迎:自社所有の専用クルーザーでの送迎代は宿泊代に含まれます。ヘリコプターでの渡島も選べます(1機・往復90,000円〜)。
・公式サイト:https://lchd-hinataohshima.com
日南市の基本情報
宮崎県南部に位置し、東に日向灘を臨む温暖な気候の街。
2023年3月の東九州自動車道(清武南IC〜日南北郷IC)開通により、宮崎空港から日南市内まで約40分とアクセスが向上している。「九州の小京都」と称される飫肥城下町や、水揚げ日本一のカツオ一本釣りなど、歴史・自然・グルメにあふれる観光の街だ。