8月にはドイツで毎年開催される欧州最大級のゲームイベント「gamescom」へ初出展し、9月には「東京ゲームショウ2026(TGS2026)」にも出展したPARCO GAMES。







https://x.com/parco_games/status/2101492223942795309


PARCO GAMESを展開する株式会社パルコ ゲーム事業開発部で広報を担当する福田紗也子レベッカさんにTGS2026での収穫などについて話を聞きました。



ーーTGS2026ではどういった収穫がありましたか?


福田:PARCO GAMESブースの来場者は約6000名で、2B(企業向け)、2C(一般消費者向け)の両面で収穫があったと感じています。


2Bとしては、昨年に引き続きメディアの方に「異業種参入」のテーマで取材をしていただいたり、新たなゲーム開発者様や他のゲーム会社の方々と直接交流する機会を持つことができました。


2Cとしては、来場者から「パルコゲームズってあのパルコか」「ブースのデザインが際立っている」「このゲーム、見たことある」「パルコがパブリッシングするゲームが今年のTGS Selected Indie 80でプラチナアワードを受賞したのか」という声がかなり聞かれ、ユーザーに対しても高いインパクトを残せました。



ーー出展タイトルで来場者からの反応が一番良かったのはどれになりますか?


福田:試遊有無にかかわらなければ、実際出展していたタイトルは、PCゲームで5タイトルと体験型エンタメ2タイトルの計7タイトルでしたが、その中で『Finding Polka』への反響が最も大きかったです。


まず8月12日と一番直近にリリースしたタイトルであることに加えて、今年の「TGS Selected Indie 80」にノミネートされただけでなく、その中でも最高位である「Platinum Award」を受賞したことで、非常に高い注目を集めていたことが大きかったと思います。


実際にブースでも「このゲーム、見たことがある」というお声を数多くいただきました。


また本作は、ゲーム内のすべてのアセットが開発者による手描きイラストで構成されており、物理的なノートに描いたものをスキャンしてゲーム内で展開しています。


今回のブースでは、手描きイラストがびっしりと描かれた実際のノートブックを展示し、来場者の皆様に直接手に取って触れていただける仕掛けをご用意したところ、多くの方に喜んでいただくことができました。


ーーメディアや来場者からはどういった質問が一番多かったのでしょうか?


福田:メディアの方からは「異業種からの参入」というテーマから、「PARCO GAMESはどんな方針や狙いを持って事業を展開しているのか」という面に強い関心を寄せていただき、数多くの取材を受けました。


また一般の来場者の方からも、「(商業施設の)あのパルコなのか?」といった驚きや確認のお声掛けをいただきました。


あわせてブースでは、パブリッシングタイトルだけでなく、PARCO GAMESが手掛ける「盗薬次楽」「地図にない国パンジャ王国展」といった体験型エンタメの展示や、パルコのECサイトで取り扱っているグッズ展開も行いました。


PCで試遊できるゲームタイトルとは対照的に、体験型エンタメでは実際にブース内で謎解きを体験できるミニゲームを用意しました。


それらの展示が放つ独特の「謎めいた雰囲気」に来場者やメディアの方々が強く反応してくださり、「あれは一体なんなんだ」と質問をいただくことが多くありました。


単なるゲームパブリッシャーにとどまらず、パルコの施設やこれまでのエンタメ事業で培ってきたノウハウを生かした多角的な展開を提示できたことで、多様な嗜好や関心を持つ幅広い層の方々にしっかりとアピールできたと感じています。


ーーTGS2026で感じた手応えは?


福田:2B、2Cの両面で当初狙っていたインパクトを与えられたという手応えを感じています。メディアの方に取り上げていただいたり、来場者の方にパルコの参入を認知してブースに足を運んでいただけました。


また、会場には「ゲームを開発しているがパブリッシャーがまだ決まっていない」「PARCO GAMESに自分の作品をパブリッシングしてもらいたい」「共同パブリッシングでアジア地域をまるごとお任せしたい」というクリエイターやパブリッシャーの方も来場されており、我々が今回出展したことで、パブリッシャーやパートナーを探している方との新たな出会いやご相談の機会が生まれるという手応えも実感しました。



ーーgamescomとTGS2026で出展タイトルが異なった理由は?


福田:試遊可能な出展タイトルは、その時々における「話題の新着順」を重視した結果です。


今年のgamescom出展時は、リリース直近の2タイトルであった『Finding Polka』(8月)と『南極計画』(1月)に加えて、未リリースの『DEPERSON』というラインナップで臨みました。


一方で、今回の東京ゲームショウ2026のタイミングでは、引き続き未リリースで開発進行中の『DEPERSON』、直前にリリースを迎えたばかりの『Finding Polka』、そして新たにNintendo Switch版を発売した『Constance』という、今まさに新しい動きやお知らせがあるタイトルを中心に構成いたしました。


各イベントの開催時期に合わせ、最新のニュースや進捗をお届けできるタイトルを選定した形です。


ーー異業種からの新規参入組として現在のゲーム業界をどう見ていますか?


福田:ゲーム産業に限ったことではありませんが、時代の流れが非常に早く、不確実な世の中や経済環境だと感じています。


そのような環境下でありながら、ゲーム業界は世界的な注目と市場成長を続けながら、ゲーム作品はもちろんジャンルおよび産業として持つ魅力やユーザーの熱狂など文化的な価値がより一層広がっていると感じています。


日本企業各社においてもその努力や品質、話題作りなど素晴らしい取り組みが続いていますが、その中で私たちのような異業種からの新規参入企業がまた違った視点や角度からのアウトプットやオリジナリティを発揮することで日本及び世界のゲーム市場をさらに盛り上げていければ良いと考えています。


例えば、海外のファンをもっと作っていくなど、グローバルに出ていく余地や伸びしろがまだまだたくさんある魅力的な市場だと捉えています。


私たちとしては異業種ならではの視点やアセットを応用して日本のゲームやカルチャーをクロスさせることで、ゲームが持つ魅力や価値をより広げてアピールできることがあると考えています。


ーー今後はどういった展開を予定していますか?


福田:近い目標としては、パブリッシングタイトル拡充の継続と、タイトルの特性に応じた特徴的なアウトプットを強めてグローバルへのアプローチを広げていきたいと考えています。


中長期的には、ゲームを起点としつつも、パルコが持つ商業施設やグッズ展開などのオフラインでの展開力とクロスオーバーさせ、プレイに留まらないリッチな体験の価値提供を追求したいと考えています。


また、今後、『Finding Polka』に関して「パルコでしかできない」全面協力の取り組みをお披露目する予定です。


ーーありがとうございました。


FindingPolka |Out Now Trailer(YouTube)

https://youtu.be/fFYzIJH26y8


Finding Polka

プラットフォーム:Steam

ジャンル:犬をさがすインタラクティブアドベンチャー

プレイ人数:1人

価格:1500円(税込)

企画・制作:lidlocks


DEPERSON ‐Official Trailer| 2Dサイコロジカルホラーアドベンチャー(YouTube)

https://youtu.be/O8PiVfUD5Uw


DEPERSON

プラットフォーム:Steam

ジャンル:2Dサイケデリックホラーアドベンチャー​

プレイ人数:1人​

発売予定:2026年​

価格:未定​

企画・制作:Error Thing​


Constance (コンスタンス) – Nintendo Switch版 発売記念トレイラー | 筆を武器に戦う美しき2Dメトロイドヴァニア(YouTube)

https://youtu.be/XXXng2c6ZTE


Constance

プラットフォーム:Steam/Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S

ジャンル:2D アクションアドベンチャー

プレイ人数:1人​

価格:2300円(税込)~

企画・制作:Blue Backpack


PARCO GAMES公式サイト

https://games.parco.jp/[リンク]


【関連記事】なんでパルコは「PARCO GAMES」でゲーム事業に参入したの?

https://getnews.jp/archives/3671333[リンク]


(C)PARCO (C)lidlocks (C)Error Thing​ ©Blue Backpack


※画像提供:株式会社パルコ


(執筆者: 6PAC)


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「gamescom」に続き「東京ゲームショウ2026」にも出展したPARCO GAMES 」