秋の風物詩、月見バーガー。


近年はマクドナルドだけでなく、多くの飲食チェーンで月見バーガーを発売するようになったし、マクドナルドでも元祖月見バーガーのほかにもさまざまなアレンジ商品を発売している。


とにかく秋の飲食チェーンは月見コンテンツで溢れかえっているのだ。



どうして肉増しはできるのにたまご増しはできないのか?


そんな大人気の月見バーガーだが、不思議なことがひとつある。


いろんな種類の月見バーガーが発売される割に、たまご増しをした月見バーガーは存在しないのだ。



マクドナルドだってハンバーガーの肉増しはできるのに(夜マックの倍バーガー)、月見のたまご増しはできない。ダブルチーズバーガーはあるのに、ダブルエグチはないのである。


別に簡単にできそうなのに。……そう思ったら食べたくなってきた。たまご増しの月見バーガーを食べたい。


テイクアウトして作ってみた


たまご増しの月見バーガーはテイクアウトすれば実際に簡単に作ることもできる。目玉焼きを丸く焼く型を使って、焼いた目玉焼きを足せばいいだけだ。



これは「目玉焼き 型」「エッグリング」などと検索すれば簡単にネットで見つけて調達できるし、どうやら100円ショップでも買えるらしい。


そしてマクドナルドの月見バーガーのたまごは黄身がほぼ完熟だが、家で作れば半熟で焼くことだって可能。むしろいいことしかないかもしれない。


卵を購入 →10個あるし10枚重ねにしてみるか!



というわけで、早速マクドナルドで月見バーガー1個と、コンビニで卵パックも調達してきた。


……よく考えたら、卵パックって10個入りなんだな。


せっかくだし、たまご10枚重ねの月見バーガーを作ってみることにしよう。笑点みたいで縁起がよさそうだ。



さて、調理を開始する。フライパンを熱してサラダ油を引き、型に卵を落としてフタをして蒸し焼きに。


ちなみに、この段階で黄身をスパチュラなどで潰せばマクドナルドのたまご風に仕上がるが、今回はあえて半熟でいくことにする。半熟のほうが好きなんで。




数分後、いい感じに円形の目玉焼きができた。サイズ感も焼き加減もバッチリだ。


あとはひたすら地道に目玉焼きを量産していく。


目玉焼き9個完成! あとは重ねるだけだが……



所要時間はだいたい30分くらいだろうか。無事に9枚の円形半熟目玉焼きが完成した。単純作業だし、待ち時間も多くのんびり作れたのでまったく苦ではなかった。


さあ、月見バーガーにこれを挟んでいこうか。



バンズを一旦外し、目玉焼きを1枚、2枚と重ねていく。


最初は順調だった。しかし、7枚、8枚と増えていくと上手に重ならなくなってくる。表面が平坦でないうえに、プルッとしているから滑ってしまうのだ。



油断しているとすぐにつるりと崩壊してしまう。月見バーガーのたまごの焼き方にならえば表面を割と平坦にできたはず。これは半熟焼きにした弊害だ。


気にせず、再び慎重に目玉焼きを重ねていく。するとギリギリどうにか10枚重ねすることに成功した。



しかしここで大失態だ。この様子を動画でも撮影したいと欲をかいたところ、その瞬間にまたしても崩壊! 慌てたせいかブレた写真しか撮影できていなかった……。



しかも何度も崩壊を繰り返した蓄積ダメージにより、ついに一部の目玉焼きから黄身が流出……。


まあ、これはこれでウマそうなのだが、作業を長く続けるほど全体が黄身でベタベタになってしまう。



仕方がないので重ねた写真を撮影することはここで断念。しかも結局動画もまともに撮れておらず、見事なまでにことわざ「二兎追うものは一兎も得ず」のとおりとなってしまった。



たまご10枚重ねの月見バーガーを食べてみた結果


黄身は流出し始めてしまったが、食べる分にはまったく問題ない。包み紙に戻して食べ始めることにする。



手に取るとものすごいボリューム感。ズシッと来る。目玉焼きはだいたい1個50gくらい。目玉焼きだけでザックリ500gはある計算になる。


そしてまた問題だ。高さのあるハンバーガーはここからギュッと潰して食べやすくしてから頬張ったりするものだが、この高さのうち大半が半熟の目玉焼き。潰したら黄身がさらに溢れかえってしまう。



ひとまずそのままかぶりついてみようとしたが……


フガ、フガフガ……。


いかん、まったくもって無理だ。口の大きさが全然足りない。いくらなんでも月見バーガーの10枚重ねはいろいろ無理があったようだ……。


仕方ないのでここから目玉焼きの枚数を調整。少し減らして食べてみることにした。(もちろん余った目玉焼きは別途おいしくいただきました)


枚数を調整して食べてみた →ウマい!!


目玉焼きを1枚抜いてはかぶりつき、無理だとわかってさらに1枚抜き……と繰り返していると、最終的には4枚に落ち着いた。


10枚重ねから比べるとだいぶ小さくなってしまったが、そもそもは1枚でもたまご増しをしたかっただけ。十分だ。



ソースはたまご1個を想定した量しか入っていないはずだが、たまごをこれだけ重ねて食べてみると、たまご本来の味がガツンと広がってくる。


黄身のコクがやりすぎなほどに広がり、ビーフやベーコンの旨味を底上げ。プルンプルンの白身も重ねることでさらにインパクトが絶大に。これはウマい……! 食べにくいけど、その分ちゃんとウマさとして返ってきている!



結果的に4枚重ねで食べることになったが、1枚追加して2枚重ねにするだけでも確実にこの効果は得られるはず。


10枚重ねはやりすぎだったが、たまご増し自体は確実に月見バーガーを美味しくすることが判明した。


これを気軽に食べられないのはもったいなさすぎる。いつか店でたまご増し月見バーガーが食べられる日が来るのを期待したいと思う。


(執筆者: ノジーマ)


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 月見バーガーのたまご増しってなんでできないの? →家で”10枚重ね月見バーガー”を作ってみてわかったこと 」