「音に、触れる。」IQOSと仏オーディオブランドDEVIALETがコラボ、数量限定モデルを銀座で体験
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は2026年10月1日、フランス・パリ発のオーディオブランド「DEVIALET(デビアレ)」とコラボレーションした数量限定モデル「IQOS ILUMA i PRIME サウンドソリアル モデル」を発売した。
このコラボモデルを購入できるのは、9月にオープンした「IQOS フラッグシップ 銀座」をはじめ、「IQOSストア札幌」「IQOSストア名古屋」「IQOSストア心斎橋」の全国4店舗のみ。メーカー希望小売価格は15,980円(税込)となる。
同日夜には「IQOS フラッグシップ 銀座」でメディア向け取材会が開催され、新製品の特徴に加え、DEVIALETとのコラボレーションの背景や、店舗限定販売とした理由などについての解説が行われた。
IQOSがDEVIALETと異分野コラボ
今回IQOSがタッグを組んだDEVIALETは、フランス・パリ発のオーディオブランド。高性能スピーカーやワイヤレスイヤホンなどを展開し、独自の高度な音響技術と洗練されたプロダクトデザインで知られている。
加熱式たばことオーディオ製品という、一見異なる分野の組み合わせだが、今回のコラボレーションは、IQOSがこれまで数量限定モデルを通じて提案してきたデザインやコンセプトを、さらに異業種との共創へ発展させたものだという。
取材会でも、両ブランドに共通するのは「好奇心」を大切にし、常識にとらわれず新しいことへ挑戦する姿勢と、製品づくりへのこだわりであると強調していた。両ブランドのコラボレーション自体は、2026年4月のミラノデザインウィークですでに発表済み。現地でのお披露目に参加したPMJ担当者によると、DEVIALET側もIQOSという異分野ブランドとの取り組みを「斬新なアイデア」「特別な経験」ととらえていたという。日本でも、想定外の組み合わせに驚く声がネット上で見られたとのことだ。
“音の波紋”をIQOSのデザインに
「IQOS ILUMA i PRIME サウンドソリアル モデル」のコンセプトは、「音に、触れる。」。「サウンドソリアル」という名称は、Sound(音)とSensorial(感覚)を組み合わせたもの。今回のデザインで鍵となるのが、音の広がりを視覚化した「サウンドウェーブパターン」だ。
チャージャーはアルミニウムシルバーを基調とし、ファブリック素材のラップカバーには波紋を思わせるパターンを配置。ホルダーはブラックからシルバーへ変化するグラデーションで仕上げられている。パッケージにも同様に、音の波紋から着想を得た意匠を採用した。
取材会では、ファブリック素材とアルミニウムシルバーの金属的な質感を組み合わせることで、素材面にもコントラストを持たせていることが説明された。実機を見ると、ブラックとシルバーを中心にしたカラーリングは落ち着いた印象。一方、ラップカバーに大きく描かれた波紋や、角度によって表情を変えるホルダーのグラデーションが、通常モデルとは異なる個性を生み出している。パッケージでも同様の特徴が表現されている。
約1900台を全国4店舗のみで販売
PMJによると、「IQOS ILUMA i PRIME サウンドソリアル モデル」をIQOS公式店舗でデバイス単体の商品として販売するのは日本市場のみ。国内では約1900台を用意し、在庫がなくなり次第販売終了となる。
また、本製品はオンラインショップでは販売せず、前述したように全国4店舗のIQOSストアのみで取り扱う。発売初日には店舗への来店だけでなく、遠方に住む方から「購入したいものの、店舗まで足を運ぶのが難しい」といった電話での問い合わせも寄せられたという。
その他、購入者からはブラックとシルバーの組み合わせやグラデーション、上質な印象などに好意的な声が寄せられており、発売初日は比較的男性の来店が多かったとのことだ。
オンラインではなく実店舗のみで販売する理由について、担当者は、製品だけでなく「サウンドソリアル」のコンセプトを含めて体験してほしいという考えから、今回は店舗限定としたと説明した。
銀座店も「サウンドソリアル」仕様に
新製品の発売に合わせ、全国4店舗のIQOSストアでは、「サウンドソリアル モデル」をイメージしたディスプレイや映像を展開している。
販売店の一つである「IQOS フラッグシップ 銀座」は9月4日にオープンしたばかり。編集部ではオープン時にも同店を取材しているが、当時は、日本の自然美や匠の精神を取り入れた空間や、季節感を反映した演出が印象的だった。
今回はそんな店内の一部が、ブラックとシルバーを基調とした「サウンドソリアル」仕様にチェンジ。製品だけでなく、ディスプレイや映像まで含めて今回のコラボレーションのコンセプトを表現していた。
同店はオープン初日、開店前から約200人が列を作ったという。エントランスの大型スクリーンやシャンデリア、1階の「フレーバーステーション」なども来店者から好評で、2階の「プレミアムラウンジ」についても、ゆったりと過ごせる空間として反響を得ているとのことだ。
DEVIALETのイヤホンが当たるロッタリーも
全国4店舗のIQOSストアでは10月1日から14日まで期間限定の抽選会「SOUNDSORIAL スペシャルロッタリー」を実施する。
景品として用意されるのは、DEVIALETのワイヤレスイヤホン「Devialet Gemini II Soundsorial Edition」と、「IQOS ILUMA i シリーズ」の対応デバイスにDEVIALETの特別デザインを施せる刻印チケット。参加にはIQOS公式サイトへの会員登録や対象製品の製品登録など、所定の条件がある。
刻印チケットでは、ユーザーが所有する対象のIQOSデバイスに、今回のコラボレーション限定デザインを施すことができる。
“音の波紋”はフードでも表現される
さらに「IQOS フラッグシップ 銀座」「IQOSストア札幌」「IQOSストア心斎橋」の3店舗では、新製品の発売に合わせた「SOUNDSORIAL スペシャルセット」を提供する。
セットになっているのは、黒ビールと「いかすみチーズパイ」。
黒ビールはアルコールの「ベアレン シュバルツ」と「ベアレン ノンアルコール黒ビール」から選択でき、アルコールの提供は17時以降。いかすみチーズパイは、いかすみパウダーを練り込んだ生地で“音の波紋”を表現したひとくちサイズのパイだ。
実際に味わってみると、いかすみチーズパイはサクッとした生地に練り込まれたいかすみパウダーの風味が重なり、添えられたクリームチーズ、いかすみパウダーと合わせることでコクが増す。ついつい黒ビールに手が伸びてしまう、相性のよい組み合わせだ。
取材会で提供された岩手県・ベアレン醸造所の「ベアレン シュバルツ」は、ロースト感のある濃厚な味わいながら、黒ビールとしては比較的すっきりしており飲みやすい印象。どれほど飲みやすかったかと言うと、集中・覚醒モードに入っている取材中に記者がいただくには少々危険に感じるほど……なので、読者の皆さんにはぜひリラックスできるタイミングで楽しんでもらいたい。
なお「SOUNDSORIAL スペシャルセット」は、所定の条件を満たしたユーザーと同伴者を含め、合計3名まで提供される。
製品だけで完結しない有機的コラボレーション
今回の取材会で印象的だったのは、DEVIALETとのコラボレーションが製品デザインだけに完結していない点だ。デバイスやパッケージに落とし込まれた「音」のコンセプトは、店内のディスプレイや映像、さらにフードにまで広がっている。
9月にオープンした「IQOS フラッグシップ 銀座」は、単に製品を販売する場所ではなく、IQOSというブランドをさまざまな角度から体験してもらうための拠点として位置付けられている。今回もそうだったが、オープン時の取材でも、日本がIQOSにとって重要な市場であることとともに、新店舗を通じてこれまで以上のブランド体験を提供していく考えが語られていた。
それから約1か月。今回のDEVIALETとのコラボレーションでは、新製品の展示だけでなく、店舗空間や飲食までを一つのコンセプトでつなげる試みが提示された。9月にオープンしたばかりの「IQOS フラッグシップ 銀座」では、これから来訪するユーザーにどのような体験を提供しようと考えているのか。その一端が早くも垣間見える時間となった。
※前回オープン時の記事
IQOS初のグローバルフラッグシップが銀座に誕生、日本の自然美と匠の精神を取り入れた新店舗を公開
(取材・文/西本心)