映画『藁にもすがる獣たち』成宮寛貴インタビュー 「抜け出したいけれどそうはいかない、はかないキャラクターたちが魅力です」
出会うはずのなかった登場人物たちが、“1億円”をきっかけに複雑に絡み合い、金の“獣”と化していく数奇な運命を描いた、江戸川乱歩賞作家・曽根圭介さんの同名小説を、監督・脚本:城定秀夫で実写映画化! 映画『藁にもすがる獣たち』が、いよいよ公開になります。
“獣”と化したキャラクターたちが織りなす予測不能なマネーサバイバルを、衝撃のラストとともに痛快に描くループ型ノンストップ・サスペンス。この注目作に俳優の成宮寛貴さんが出演。裏社会と繋がりを持つ生活安全課の不良警官・江波戸良介を怪演しています。
映画では『映画 暗殺教室〜卒業編〜』(16)以来の映画出演となった成宮さんにお話をうかがいました。
●『映画 暗殺教室〜卒業編〜』(16)以来の映画出演となりました。
復帰作の『死ぬほど愛して』が城定秀夫監督だったので、連続でお仕事させていただくことが、まずとてもうれしかったです。今回は城定監督からオファーをいただいたので、その期待に応えたいという想いと、久しぶりにスクリーンに自分が出るという喜びもありました。
●『藁にもすがる獣たち』は、江戸川乱歩賞作家・曽根圭介さんの同名小説の実写映画化です。
このサスペンスは、あり得ると思いました。どのキャラクターもかなりポップに描かれていますけど、わりとリアリティーはあると思いました。なので、あり得ない設定のエンターテイメントではないかなと。
僕はどのキャラクターにも惹かれるものがあり、とてもはかない魅力があると思いました。その状況から抜け出したいけれど、自力では抜け出せないような感じが、全キャラクターの共通点でもあるのかなと。
●演じられた、不良警官の江波戸良介というキャラクターについてはどう感じていますか?
計画性のあるキレ者という感じではなくて、逃げ足の速さみたいなところがある、動物的な危険を感じて行動するタイプなのかなと思いました。あとは、何かを先送りにして過ごしてしまった人間みたいな。欲には弱い人間なのかなと。
描かれてはいないけれど、パチンコにも行っているだろうなとか、いわゆるティピカルな女性と博打には弱いタイプだと思って演じていました。
●城定監督との仕事はいかがでしたか?
ダメなことがはっきりしていて、誰よりも作品のことを熟知している方です。優しいけれど、たくさんの現場を経験されてきたからこその鋭さもあり、一緒にいながら刺激をもらいました。こちらが同じ温度で臨めば、本当に楽しい時間を過ごせる方だと思います。役柄のリクエストは特になかったので、どちらかというとこちらのほうからいろいろ相談しました。
●改めて完成した映画をご覧になっていかがでしたか?
思っていた以上にスピードが増していて、見過ごしちゃうかもしれない作品だなと思いました。なので何度も観てもらうと、「こういうことだったのか!」と思うはず。パズルのようにはめていくというか、1回だと整理がつかない脳汁ドパ系映画(笑)。1回目と2回目は、かなり違って見えるのではないかなと思います。
●今日はありがとうございました!
■公式サイト:https://warakemo-movie.com/ [リンク]
■ストーリー
チャンネル登録者数“2ケタ”の弱小大学生YouTuber・佐藤寛治(鈴鹿央士)は、ある日バイト先のネットカフェで客が置いていった怪しげなボストンバッグを発見する。
チャックを開けると、そこにはなんと“1億円”の札束が入っていた! 寛治は思わずバッグを持ち去ってしまうのだが、それにはボケ始めた祖母・佐藤富子(風吹ジュン)との暮らしが理由にあった。
一方その頃、生活安全課の不良警官・江波戸良介(成宮寛貴)は、ヤクザの親分・郷田厳(岩松了)から借りた金を返せずにいた。
郷田の組員でおかっぱ怪力男・エリンギ(青木マッチョ)らの追い込みが激しさを増し「ヤバい」状況だが、そんな良介のもとに思わぬ金の話が舞い込む。
また、夜の気配を漂わせる悪女の“し~な”(森七菜)は、投資の失敗で多額の借金を抱えたワケあり主婦・庄田美奈(MEGUMI)に近づき保険金絡みの怪しげな計画を企てている。
そんな中、山中で発見された遺体。
無関係だったはずの彼らの人生はやがて“1億円”によって交錯し始める。
バッグの持ち主は?なぜ大金はネットカフェに置かれていたのか?
【作品情報】
『藁にもすがる獣たち』
監督:城定秀夫
脚本:小林靖子、城定秀夫
原作:曽根圭介
キャスト:鈴鹿央士 成宮寛貴 森七菜 MEGUMI 前田旺志郎 二ノ宮隆太郎 青木マッチョ 岩松 了 小手伸也 風吹ジュン
配給:東映
©曽根圭介/講談社 ©2026『藁にもすがる獣たち』製作委員会
2026年9月25日全国ロードショー
公式HP:warakemo-movie.com
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Instagram: @warakemo_movie
TikTok:toei_films
(執筆者: ときたたかし)