みなさん、こんにちは。十束おとはです。

目まぐるしい日々を送るなかで生まれる欲望。それは、「あぁ……美しいものを見て癒されたい」という気持ち。

そんな私に、「マリー・アントワネット・スタイル」が地元・横浜で開催されるというグッドニュースが! これは行くしかありません。

マリー・アントワネットがこの世を去ってから、200年以上が経ちます。

フランス革命に翻弄された王妃であり、華やかなドレスに身を包んだファッションアイコンとしても知られる彼女。今もなお、彼女自身やそのスタイルに魅了される人がたくさんいます。

今回は、横浜美術館で現在開催中の「マリー・アントワネット・スタイル」を紹介します。



会場には、ドレスやジュエリー、家具、絵画など約200点が展示されていて、とてもボリューミー。さらに当時のものだけでなく、彼女に影響を受けた現代のファッションや映画まで、幅広く紹介されています。

彼女が生きた時代から現代までをたどりながら、マリー・アントワネットが当時、そしてその後の時代にどんな影響を与えてきたのかを見ることができる本展。

平日にもかかわらず、朝から行列ができていました! これから行く方は、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。



▲入場特典でベルばらのステッカーをもらえました。ファビュラス!


まず、なんといっても目を奪われるのが、華やかなドレスや装飾品。思わずため息が出るほど華美で美しく、うっとりします。



でも、見ているうちに気になってくるのは、その美しさの向こう側にあるもの。

当時、ファッションは単なるおしゃれではなく、その人の身分や立場を示すものでもありました。そのなかでマリー・アントワネットは、自分の好みを取り入れながら、ファッションやインテリアに独自のスタイルを築いていきます。王妃として求められる姿を見せながら、「自分をどう見せるか」と向き合い続けた彼女。その華やかさの裏にあったであろう苦労にも、少し思いを馳せました。そして、その「イメージ」が彼女自身の手を離れ、大きく膨らんでいったことも忘れられません。

今回展示されている通称「サザーランド・ダイヤモンド」は、そのことを象徴するもののひとつ。彼女の評判を大きく落とした「首飾り事件」で、分解された首飾りの一部と伝えられています。

初めて実物を目の前にしたのですが、とんでもなく輝いている……! 中央の1粒だけで15カラットだそうで、もうなんだか非現実的なスケールにびっくり。



実は、マリー・アントワネット本人は事件に関与していません。それでも「贅沢な王妃」というイメージと結びつき、民衆からの反感をさらに強めることになりました。

美しく輝くダイヤモンドを目の前にしながら、その背景にある歴史を知ると、ただ「きれい」と眺めていたときとは、少し違ったものに見えてきます。



会場では華やかな品々だけでなく、彼女が悲しい最期を迎えるまでの人生も、多くの資料や文章とともにたどっていきます。

展示室の壁の色も印象的で、彼女の人生や時代の移り変わりに合わせるように、空間の色合いも変化していきます。華やかな世界に心を躍らせていたはずが、展示を進むにつれて、こちらの気持ちまで少しずつ移ろっていくようでした。



そして、その人生が終わっても、「マリー・アントワネット」の物語は終わりません。

彼女のスタイルはその後も繰り返し引用され、ヴィヴィアン・ウエストウッドをはじめ、さまざまなデザイナーにインスピレーションを与えてきました。さらに会場には、ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』で実際に使われた衣裳も登場します。



映画のなかの彼女は、教科書で見る「歴史上の王妃」とは少し違います。異国へ嫁いだ一人の若い女性として、恋をしたり、孤独や退屈を感じたりする。その姿を見ていると、遠い時代を生きた王妃が、ぐっと身近に感じられます。

王妃、悪女、犠牲者、そしてファッションアイコン。

時代によって、見る人によって、その姿は驚くほど変わってきました。本人が生きていた頃から現代まで、私たちはずっと「マリー・アントワネット」というイメージを作り続けているのかもしれません。

そう考えると、200年以上経った今も彼女がこれほど人を惹きつけていることが、少しわかる気がします。

美しいものを眺めながら、彼女が生きた時代から現代まで、その長い歴史に思いを巡らせる。そんな時間を楽しめる展覧会でした。



さて、美術館をたっぷり楽しんだあとは、お昼を食べに1駅お隣の関内駅へ!

今年3月にオープンしたばかりの「BASEGATE横浜関内」で休憩することにしました。

今回は、行ってみたかった「1909 ユウリンショクドウ」でクレープをいただきました!

本とコラボレーションしたメニューがあるのですが、私が訪れたときは「おやすみくまさんクレープ」でした。



か、かわいい……。



もちろん、かわいいだけではありません。お味もとーっても美味しかったです!

店内は広々としていて、ゆっくり過ごせる雰囲気。すっかりお気に入りのお店になりました。みなさまも関内に行かれる際は、ぜひ訪れてみてください!

今回は、美術館とカフェに癒された私の1日をお届けしました! いかがでしたでしょうか。

季節はもう秋。

美しいものに触れながら、ちょっとだけ日常を離れて過ごす時間もいいものです。

みなさまも今年の「芸術の秋」に、横浜でマリー・アントワネットの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。


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(執筆者: 十束おとは)


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ドレスやジュエリー、家具、絵画など約200点が展示 “美しさの向こう側にあるもの”とは──横浜美術館「マリー・アントワネット・スタイル」(十束おとは)