魚を食べて「うん、魚だね。」と思うことはあっても、「……これ、牛ハラミじゃない?」と思う日が来るとは思いませんでした。


そんな不思議な魚、その正体は


この子です。



ハチビキです。


ハチビキとは


分類は白身魚ですが、身が非常に赤いのが特徴の、スズキ目ハチビキ科の魚です。「赤サバ」なんて呼ばれることもあります。



▲宝石みたいにキラキラして綺麗


脂がのった大型のハチビキは信じられないぐらい美味しいのですが、逆に脂がのっていない個体だと全く美味しくないという、当たり外れの激しいギャンブル性の高い魚です。




血合いは濃く、白身魚とは思えないほど真っ赤!!


今回の個体は脂が全然ないな……もしやハズレ個体なんじゃ……?


さっそく食べて確かめてみましょう!


ちなみに今回のハチビキさんは、長崎県五島市のふるさと納税返礼品の鮮魚セットでいただきました!



▲アカヤガラ×2、アカハタ×1、オニカサゴ×1、メジナ×2、ハチビキ×1が入ってるってヤバない? 五島市のふるさと納税最高すぎぃ!


ハチビキの刺身



見た目は血合いを濃くしたマグロのようです。


(。・н・。)パクッ


まず食感が独特で面白いです。


もっちりとした密度の濃いトロッとした弾力と、筋を断ち切るようなさくさくコリコリとした歯ごたえで、まず食感が楽しいです。


色は赤いけど白身魚なので、上品な味わいです。


味はマグロが近いですかねぇ? 味のうっすいマグロ。


まぁ別に大してうまいもんじゃないです。ハズレ個体ですね。


ちなみに尻尾側のほうが味が濃くて美味しいです。


全体的に鉄臭さが強く、そのせいでちょっと食べづらいです。。。


これは漬けにしたほうが美味しいかも。ってことで漬けにします!


ハチビキの漬け



醤油大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1、白ごま小さじ2を合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止め、粗熱をとります。


この漬けタレに20分ほどハチビキの刺身を漬けこみました。


やっぱり漬けのほうが断然美味しい!


漬けにしたことで鉄っぽい風味が気にならなくなりました。


まぐろと鯛を合わせたような味をしています。


でも別にこれといって特徴があるわけでもないし、ずば抜けて美味しいわけでもないので、特に印象には残らなかったです。


ハチビキの漬け焼き


一晩漬けておいたハチビキを今度はグリルで焼いてみました。



!!!!!!!!!!!!????????? 何これ魚なの??? えーΣ( °ω° )???


牛ハラミみたい!!!!!!!


柔らかくもプリプリした弾力があって、そしてサックリと噛み切れる歯ごたえで、食感がまず魚よりも牛ハラミっぽい!


そしてなんか旨味も牛ハラミっぽい気がする! クセも魚臭さもないから、醤油ダレで味つけをすると魚感がなくてお肉っぽいの!


ビックリ!!!!!!


ただし、高級和牛ハラミの味ではないです。リーズナブルな冷凍の味付けハラミの味です。


でも庶民的な味わいな分、ご飯のおともに丁度良い感じです! 白米が進む!


ハチビキの偽ハラミを食べる時の注意点


醤油ダレに漬ける時間は一晩~1日程度が良いです。


それ以上漬けたものはしょっぱすぎて食べるのが辛くなります。


あとは鮮度! 寝かせすぎないのが重要です!


ハチビキは鮮度落ちが遅く長持ちする魚なのですが、時間が経つと食感が柔らかくなります。


水揚げから10日ぐらい経ったハチビキでも試してみたのですが、あのお肉っぽい弾力がなくなり、普通の焼き魚の食感になってしまいました。


あと時間が経つと魚の匂いが強くなるので、それもハラミっぽさを減速させます。


水揚げから4日以内ぐらいが、プリプリ弾力のある歯ごたえで牛ハラミによく似て美味しいです。


水揚げから10日目の鮮度が落ちたハチビキでも、味にはハラミっぽさがあるんですけどね。4割ハラミ、6割魚って感じでした。


今回食べた個体が特別ハラミっぽい味わいだっただけなのかもしれませんが、脂ののっていない大して美味しくないハチビキを入手したときは、ぜひ漬けにして焼いて食べてみてください!


その焼肉っぽさにビックリすると思います!


今度は大型の脂ののったハチビキを入手して、ぜひお刺身で頂いて、その美味しすぎる味を堪能したいです!


※画像は全て筆者撮影


(執筆者: ゆずくん)


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 牛ハラミみたいな味がする魚いたから見て