北九州発の人気うどんチェーン「資さん(すけさん)うどん」はすかいらーくグループの一員となり、関東地方にも続々と店舗を増やし続けている。


記者も車で行ける範囲に「資さんうどん」ができ、これまでからは考えられないほどに利用頻度が上がった。それはそう。以前は飛行機に乗って半日かけないと食べられなかったのに、今や車で数十分で食べられる。こんな贅沢なことがあるかい。



「肉ごぼ天うどん」以外をあえて食べるという贅沢



そして何度か通っているうちに、ある境地にたどり着いたのだ。


「資さんうどん」といえば「肉ごぼ天うどん」が名物。滅多に行けなかった頃は当たり前のように肉ごぼ天うどんを食べることしかできなかった。絶対に満足できるし、それはそれで大正解。




だが、いつでも行こうと思えば行ける距離に店ができると、「肉ごぼ天うどん」以外も食べる心の余裕が生まれた。


すると、そこではじめて「肉ごぼ天うどん以外もウマい!」と気づけるのである。焼きうどんも、ざるうどんも、蕎麦も、全部がウマい。






何を食べてもウマいから、行くたびに違うメニューを注文したくなってしまう。そして毎度同様に満足し、また新たな気づきを得る。


そんなことを繰り返しているうち、ついに行き着くところまで行き着いてしまったた。


ついに麺類を食べなくなってしまった


俺はついに「資さんうどん」でうどんを食べなかった。蕎麦も食べない。食べたのは、カツカレーのみ。


そう、資さんうどんには、カツカレー(正式名:豚カツカレー)があるのだ。



うどん屋にカレーライスやカレーうどんがあるのは決して珍しいことではない。天ぷらを揚げられる環境があるんだから、トンカツだって揚げられる。


ゆえにうどん屋のカツカレー自体、レア度が高いものではないだろう。



しかし、それが「資さんうどん」となれば話は別。


これまで飛行機に乗らなければ食べられなかった「資さんうどん」だ。関東に店舗が増えているとはいえ、まだまだ数が多いわけではないし、入るのにも苦労するほど混んでいる店ばかりである。



そんな「資さんうどん」を求めている人の多くが、肉ごぼ天うどんを筆頭にうどんや蕎麦を求めている。カレーうどんやカレー蕎麦、セットのカレーならまだしも、カツカレーだけを食べに行く人はいないだろう。


そんななか、俺は「資さんうどん」にカツカレーだけを食べに来た。


この優越感たるや。これは「資さんうどん」でさまざまなメニューを食べ、心に余裕が生まれた者だけが得られる優越感だ。その優越感こそが、最高の調味料となる。


カツカレーのために生まれたトンカツが美味



しかもシンプルにこのカツカレーがウマい。まず、カレーがうどんの出汁に寄せた和風カレーではなく、どっしりとした欧風カレーなのだ。豚ひき肉やタマネギの旨味が溶け込んだ、王道のカレー。



そしてトンカツは、ロースカツだが意外とあっさりしていて、肉は割と薄め。衣のガリッとした食感が強調されている印象だ。



もしこれがロースカツ定食のトンカツなら、ちょっとガッカリしてしまったかもしれない。


だが、これはカツカレー。分厚いトンカツを乗せたカツカレーももちろん最高だが、これはカレーの具材として最適化されたトンカツに仕上がっているのだ。



主役はあくまでもカレー。トンカツはカレーに華を持たせるポジション。カリッと軽快な食感とともに、豚肉が主張しすぎずにカレーと馴染む。しっかり計算されたバランス。最高だ。



「資さんうどん」には「豚カツカレーぶっかけうどん」というわんぱくの極みみたいなメニューもあるのだが、このカツカレーを食べて確信した。これはうどんとも確実に一体化できるトンカツであると。


そして「資さんうどん」の黄金だしとカレーのマリアージュを想像するだけで、カツカレーを食べている最中なのにワクワクしてくる。次は絶対にそれを食べよう。


こうしてまた私は「資さんうどん」の沼にハマっていくのである。まだまだ底までは深そうだ。



(執筆者: ノジーマ)


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 俺は資さんうどんであえてカツカレーだけ食べて帰る男「このカツカレーうまい」