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昨今、動画生成AIをビジネスに活用する動きが活発化しています。
他言語動画翻訳サービス「こんにちHELLO」も動画生成AIを活用したビジネスの一つです。
「多種多様な業界業種の企業様にご活用いただいておりますが、代表的なところで言うと、飲食店、ホテル・旅館、病院・クリニック等のインバウンド、越境EC、会社紹介、研修・マニュアル、映画・ドラマ・アニメのコンテンツ制作会社等のアウトバウンドでご活用いただいています」と語ってくれたのは、株式会社こんにちハロー執行役員CSOの早見泰星さんです。
活用しているAIツールは「現在約15種類のAIを使っており、全てのツール名はお出しできないですが、代表的なところで言うと、HeyGen、ElevenLabs、SpeechLab等を使用しています」とのこと。
築地さらしなの里日本語元動画(YouTube)
https://youtu.be/YZNVvGKi9M8
▲オリジナルの日本語動画
築地さらしなの里英語完成動画(YouTube)
https://youtu.be/KQSd7LYKIss
▲こんにちHELLOによる英語版
築地さらしなの里中国語完成動画(YouTube)
https://youtu.be/02UPe1QqIUw
▲こんにちHELLOによる中国語
上記3本は日本語の動画をベースにこんにちHELLOで英語版と中国語版を作成した蕎麦屋の動画ですが、コストは「4万円(税別)」だといいます。
普通の日本人が英語を話しているのに日本人特有のアクセントがなかったので、ディープフェイクっぽさを筆者は感じてしまいました。この点については「日本人特有の英語アクセントを再現することも可能です。その部分は弊社制作メンバーがパラメータで調整しています」と説明してくれました。
自動翻訳や機械翻訳だけだとどうしても文章がぎこちなくなってしまいがちですが、こんにちHELLOでは人間が介在可能な言語は「37言語に対応」しているそうです。
「日本人の外国語能力の低さは壊滅的」だとよく言われることについて「日本人の外国語能力の低さは、特にビジネスや観光の現場において、国際競争力を損なう大きな要因の一つであると私たちも強く認識しています。こんにちハローは“外国語が話せないことが、挑戦の妨げにならない社会”をつくることを目指しています。人が語学を習得するには膨大な時間と継続的な努力が必要ですが、私たちはその時間を“翻訳”というテクノロジーで短縮し、人の想いや価値を、世界へ伝えることに集中していただきたいと考えています。もちろん、“語学を学ばなくていい”ということではなく、“学び”と“テクノロジー”を補完的に活用することで、より実践的かつ即戦力としての国際対応力を、日本の個人や企業に持っていただけるよう支援してまいります」という早見さん。
日本語→他言語に限定しなければ、英語→他言語やスペイン語→他言語といったグローバル展開も可能では? と突っ込むと「仰る通り、日本語→他言語に限定する必要はないと考えており、英語→中国語・ヒンディー語等の市場規模はかなり大きいと思うので、中長期的にグローバル展開を行っていくことは視野に入れております」と答えてくれました。
【英語ペラペラ】あの名優『石倉三郎』が英語を話す!?(YouTube)
https://youtu.be/cQzsWaDjfbc
俳優の石倉三郎さんが流暢な英語を話す動画はまさにディープフェイクといった感じですが、こちらもこんにちHELLOが作成した動画となります。
こんにちHELLO
https://www.konnichihello.com/[リンク]
【こんにちハロー】サービス紹介動画(YouTube)
https://youtu.be/YrzdNFdlEgQ
※画像提供:株式会社こんにちハロー
(執筆者: 6PAC)