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「面白くて役に立つ」をコンセプトに商品を開発・販売する秋葉原の家電メーカー、サンコー株式会社をご存知でしょうか?
2015年に「ネッククーラー」を生み出した会社と聞けばピンとくる方も多いかと思います。
今月も「3秒ぱぱっと折りたたみ日傘」「電動アシスト台車」「リュックに付ける冷却デバイス」「6缶パックがすっぽり入る冷蔵庫」と立て続けに「面白くて役に立つ」新商品を発売しています。
同社で広報を担当している四宮さんに「面白くて役に立つ」商品を生み出すアイデアの源泉などを伺いました。
ーーユニークな家電や雑貨のアイデアはどこから湧いてくるのでしょうか?
四宮:サンコーでは社員全員がアイデア出しを行うことをルールとしています。週に1回、生活の中での悩み事や新商品のアイデアなどを社内の掲示板に投稿します。いいアイデアを出した人や採用された人には報酬が出ます。
1から開発することもあれば、海外などでその悩みを解決するようなアイテムを探してきて、日本仕様にして販売するということもございます。
ーー「あれば便利」だけど「なくても困らない」商品なのに、バカ売れしてしまった商品はどれですか?
四宮:乗れる扇風機「のれせん2」は、昨年モデルが1万5000台売れており、今年度もすでに1万9000台を突破しております。
普通の扇風機などで代用できそうなものの、狭い脱衣所にも置いておけるようなサイズ感や、乗るだけで下から自動で風が出るというところに面白さや便利さを感じてもらっていて、そこが売れている所以の商品だと思います。
ーーユニークなネーミングの商品ばかりですが、商品名を付ける際に気を付けている点などあるのでしょうか
四宮:商品名を聞いてインパクトがあるのも大事ですが、名前を聞いてそれがどういうものなのかのイメージがつきやすいものにすることを心がけています。
ーーものすごいペースで新商品が発売されていますが、商品開発は何名体制で行っているのでしょうか?
四宮:商品の企画調達担当・開発担当を合わせて現在は13名おります。発売のペースとしては、週に2〜3商品、年間100商品以上の新商品を発売しています。
ーー新商品を開発する上で重要視している点は?
四宮:困り事や悩みを解決するような「面白くて役に立つ商品を社会に提供する」をミッションとし、商品を発売しています。
――どうもありがとうございました。
「あれば便利」だけど「なくても困らない」、それでも「面白くて役に立つ」から売れてしまう。そんなサンコーの新商品を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
サンコー公式通販サイト
https://www.thanko.jp/[リンク]
※画像提供:サンコー株式会社
(執筆者: 6PAC)