- 週間ランキング
ビターな少年時代を過ごした孤独な⻘年が、極上のスイーツで奇跡を巻き起こす︕フランスを舞台にした<ほっぺたが落ちるほど美味しい、感動の実話>を映画化した、ビター&スイートなサクセスストーリー『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』が現在全国公開中です。
パティシエが最後の決戦に向けて、氷の彫刻に挑む!本編特別映像が解禁となりました。
育児放棄の⺟親の下、過酷な環境で過ごしている少年ヤジッド(リアド・ベライシェ)にとって唯⼀の楽しみは、フォスターファミリー(⾥親)の家で、団欒しながら⾷べる⼿作りのスイーツ。いつしか⾃らが最⾼のパティシエになることを夢みるようになっていた。やがて、児童養護施設で暮らしはじめたヤジッドは、敷居の⾼いパリの⾼級レストランに、機転を効かせた作戦で、⾒習いとして雇ってもらうチャンスを10 代で掴み取る。毎⽇180 キロ離れた⽥舎町エペルネからパリへ⻑距離通勤し、時に野宿をしながらも必死に学び続け、活躍の場を広げていく。
偉⼤なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や⼼を許せる親友に囲まれ、夢に向かって充実した⽇々を過ごすヤジッド。ところがそんな彼に嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことに。失意のどん底から持ち前の情熱でパティスリー世界選⼿権への切符をようやく⼿に⼊れるが…。
過酷な⼦供時代を過ごしてきたヤジッド。「ずっと応援してきたもの」「あなたは常に闘ってきた」―その姿をずっとそばで⾒てきた育ての⺟親。彼⼥が電話⼝で告げるように、14歳からパティシエ⾒習いに⼊って以降、スタッフからのいじめやホームレス⽣活、数々の困難を乗り越えてきた彼は、ついにパティスリーの世界選⼿権に挑戦することになります。
【動画】パティシエが最後の決戦に向け、氷の彫刻に挑む!『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』本編映像
https://youtu.be/JWkAbSOopX4
精密な数学知識、美術書、⾃然が⽣み出すデザインーあらゆる<美>をインスピレーションの源に、選⼿権で挑む、芸術に値するスイーツのデザインを⽣み出すため奮闘するヤジットたち。やがてヤジッドが担当するデザインが決まるが、なんとそれは氷の彫刻によって表現されるものだった。⽣クリームやスポンジを扱う繊細な⼿元から⼀転、ヤジッドが氷の彫刻を、なんと電動ノコギリ!⼤胆にカッティングしてゆく様⼦は圧巻です。
本作のセバスチャン・テュラール監督⾃⾝も、劇中のヤジッドと同じく「何年もの間、⼀⽣懸命働いたのになぜ⾃分にチャンスが与えられないのか不思議に思っていた」という。「私は6本の脚本を書いてきたけど、初めて監督するのは⾃分の脚本ではなかった。だけどチャンスが巡ってきたときにそれをつかみ、懸命に働かなければならないよね」「それがヤジッドに⾃分を⾒た理由でもあるんだ」と、述懐。「映画界での⾃分の道は、彼のパティシエとしての道に似ている。私はすぐに⾃分の⼈⽣との類似点を⾒出した。成功したいという彼の願望に⾃分を重ね合わせたよ」と、夢を実現することの困難とチャンスについても改めて語っています。
【関連記事】『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』映画のモデル&スイーツ監修を務めるヤジッドさんにインタビュー(聞き手:十束おとは)
https://getnews.jp/archives/3516899