A24のホラー作品で史上最高興行収入を記録し、早くも続編の製作が決定しているホラー映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』が12月22日より公開。降霊会のスリルにのめり込んでいく若者たちを描く本作より、最高にゾッとさせられる本編映像をご紹介する。

“手”の置物を握って自分に霊を取り憑かせる危険な降霊会「#90秒憑依チャレンジ」がSNSを介して人気に。ただし90秒以内に“手”を離すのが絶対のルール。それを超えると霊が居座り、永遠に支配されてしまうからだ。

今回紹介するのは、母を亡くして孤独を感じている主人公のミアが、気晴らしに参加した降霊会で初めての“憑依”を体験しているシーンである。

ミアに取り憑いた霊は「奴はお前の後ろにいる」「八つ裂きにされる」と不穏なことを口走り始める。面白がって眺めていた友人たちだが、その様子に少し不安になってくる。制限時間が迫っていたため友人の一人が手を離させようとするが、ミアは凄まじい力でそれを拒絶、ついに90秒を超えてしまう。数人がかりで手を離させることに成功するが……。

本当に恐ろしいのは“取り憑かれたミア”ではなく、その先のミアと友人たちのリアクションである。


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ルールを破り危険な状態だったにも関わらず、大盛り上がりのミアたち。「今の超すごかった」「今回は過去最高だ!」じゃあないんだよ……。場が盛り上がったことで、ミアの孤独も“一時的に”癒え、彼女はこの快感にのめり込むことになる。

本作は双子の人気YouTuberダニー&マイケル・フィリッポウの初監督作。脚本も手掛けたダニーは、本作のホラー描写はすべて「僕の個人的な“恐れ”に根差している」と言う。ミアはこのチャレンジの強烈な快感に誰よりも取りつかれ、取り返しのつかない事態に発展していくが、ダニーは「一連の降霊は、ミアというキャラクターと、作品のテーマに深く結びついているのです」とコメントしており、ミアが抱く孤独が映画に大きく関わっていくことを示唆している。

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』
12/22(金)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 若者たちの“降霊会”が大盛り上がり、その理由がヤバすぎる 『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』本編映像[ホラー通信]