レノボ・ジャパンは、携帯ゲーミングPC「Lenovo Legion Go」を12月8日に発売しました。8.8型と大きなディスプレイを搭載し、着脱可能なコントローラーを採用しているのが特徴です。

迫力があり文字が読みやすい8.8型の大画面

8.8型で解像度WQXGA(2560×1600)の大型ディスプレイは、10点マルチタッチに対応。500nitと明るく、リフレッシュレートは最大144Hz。携帯ゲーミングPCで一般的な7インチ、スマートフォンの6インチサイズと比べて迫力があり、ゲーム中の文字も読みやすいサイズです。本体重量は854g。

背面にはキックスタンドを搭載するので、ゲームだけでなく動画の視聴などでも好きな角度で置いて楽しめます。

着脱できるコントローラーにはユニークな仕掛けが

本体左右のコントローラーは着脱が可能。画面から離れてプレイできるので、外部ディスプレイやテレビに出力してプレイする際にも重宝します。

左コントローラーは、D-Padとサムスティック、LB/LTボタン、ホームボタン、ビューボタン、ファンクションボタンと、背面に任意にアサイン可能なY1/Y2ボタンを搭載します。

右コントローラーは、一般的なファンクションボタン、ABXYボタン、RB/RTボタン、サムスティック、タッチパッドの構成に加えて、側面にはRBボタンとつながったM1ボタンとM2ボタン、背面にはM3ボタン、Y3ボタンと、任意にアサイン可能な物理ボタンを搭載しています。さらに、マウスホイールとして使えるホイールも搭載するユニークな仕様。

右コントローラーだけ特殊な理由は、付属のアタッチメントに右コントローラーを立てて操縦桿のように操作する“FPSモード”を使えるようにするため。右コントローラー底面のスライドスイッチを切り替えることでFPSモードになり、底面を滑らせるように動かしてマウス操作が可能になります。“キーマウ派”のFPSゲーマーは、通常のコントローラーよりこちらモードの方が使いやすいのかもしれません。

充実のスペックで大型タイトルも快適にプレイ

プロセッサーはZen 4アーキテクチャーで8コア16スレッドのAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載。AMD Radeonグラフィックスとの組み合わせにより、コンソールゲームに匹敵するパフォーマンスを発揮します。16GB RAMと512GBストレージを搭載。microSDカードにより容量を拡張できます。

利用状況に応じて冷却ファンを制御する「コールドフロントサーマルテクノロジー」を搭載。強力な冷却性能を誇るだけでなく、負荷が少ないときには25dB以下の静音性を実現します。

DP AltとPower Deliveryに対応するUSB4 Type-Cポートを上下の2口搭載。一方で外部ディスプレイに画面を出力しながら、もう一方に給電できるので、ドック要らずで環境を拡張して使えるのは魅力です。

バッテリー駆動時間は最大約7.9時間。充電器は65WのACアダプターが付属します。

発表会のタッチ&トライで、「Xbox Game Pass」に収録された「Starfield」をプレイしてみたところ、美しい大画面で滑らかなゲームプレイが楽しめました。

ゲーム専用ホーム画面「Legion Space」

本体の起動時にはゲーム専用のホーム画面「Legion Space」が立ち上がり、ここからゲームを選んでプレイできます。左コントローラーのファンクションボタンでWindowsデスクトップと切り替えが可能。

Legion Spaceでは、所有するゲームのライブラリへのアクセスだけでなく、主要なゲームストアのリスト画面やクラウドゲーミングのサービスへのアクセスを提供。「Androidゲーム」のメニューでは、Androidアプリをインストールして使えるAmazon アプリストアが起動できるようになっていました。

右コントローラーのファンクションボタンでクイック設定メニューを呼び出せる他、左コントローラーのファンクションボタンとBボタンを同時に押してソフトウェアキーボードを呼び出せるなど、操作系は洗練されている印象です。

価格は13万円超

レノボの直販サイトでの販売価格は13万4860円(税込)。FPSモード用のアタッチメントも一緒に収納できるキャリングケースが付属することや、拡張して使うのに別売りのドックが不要な点も考慮すると、なかなか魅力ある価格と言ってもよいのではないでしょうか。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 レノボが8.8型ディスプレイ搭載でコントローラーが着脱できる携帯ゲーミングPC「Lenovo Legion Go」を発売