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10月26日から11月5日にかけて東京ビッグサイトで開催中のジャパンモビリティショー2023。日本スーパーカー協会が南展示棟3・4ホールに展開する「TOKYO SUPERCAR DAY 2023 in JMS」では、海外でも話題の搭乗型ロボット「アーカックス(ARCHAX)」が展示されています。27日、メーカーのツバメインダストリが記者会見を開催しました。
「フェイクかと思ったけど日本の話だと聞いて納得」「アーマード・コアが現実のものとなった」 日本の搭乗型ロボット『アーカックス』に興奮を隠しきれない海外ロボットファンhttps://t.co/z4lotieLfp
—ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) October 19, 2023
アーカックスは、全高4.5メートル、重量3.5トンの搭乗操作型ロボットで、ロボットモードとビークルモードに変形する機構を搭載。搭乗して操作するだけでなく、無人で遠隔操作することもできます。ツバメインダストリ代表取締役の吉田龍央氏は、「巨大ロボットが街中で働く世界を実現したい」と創業の背景を語ります。
初期は富裕層を対象にエンターテインメント、ホビー用途の製品を提供し、将来的には建築や解体などの重作業や災害復旧、宇宙開発の現場に1台で乗り込んでさまざまな作業を行う製品の開発を目指しているとのこと。「サイエンスフィクションの世界を、サイエンスリアリティへ」と、その将来像を表現しています。
アミューズメント施設での導入も有望な用途。実機に乗り込んでフィールド上を走行し、ビームライフルで撃ち合うAR演出を盛り込んだ対戦系リアルeスポーツの構想を明らかにしました。
バーチャルで被弾してダメージを受けると走行が遅くなるなど、現実の物理と連動しながら戦闘が楽しめます。
完全受注生産のアーカックスは現在、日本国内5台限定、1機4億円の価格で販売中ですが、海外での販売を開始することが発表されました。参考価格は300万ドルで、海外向けも5台限定。納入可能な国は納期や価格などは別途協議としています。
「超時空要塞マクロス」に登場するバルキリーのデザインなどで知られる、アニメーション監督・メカニックデザイナーの河森正治氏がデザインを手掛ける特装型モデルの製品化も発表されました。関係者の紹介で工場を訪れ、「実機が動いている様子を見たりコックピットに搭乗してゾクゾクした」という同氏。現実空間で実物サイズで動かさないと分からないことがあるとして、会場で動く様子を見て「腕を動かすとき、頭に干渉しないようにクリアランスが設けられている」と気づきがあったとのこと。
ロボット形態とビークル形態、カラーバリエーションのデザイン案が披露されましたが、頭部のデザインに変更が必要になったと語っていました。上半身と下半身がつながって見える発光するライン、ミサイルはロボット形態では斜めに、ビークル形態では水平に向くなど、変形ロボットのデザインを手掛けてきた同氏ならではのさまざまなアイデアが浮かんでいるようです。
本日、Tokyo Mobility Show@東京ビッグサイトで行われた、アーカックスの記者会見で、カスタムモデルのコンセプトデザインを発表しました!
実機の機動や変形デモンストレーションも大迫力で、今後の展開が私も楽しみです! pic.twitter.com/7bSe8I2zua—河森正治 SHOJI KAWAMORI (@kawamoriexpo) October 26, 2023
記者会見では、ハッチを開けてオペレーターが搭乗する様子、ビークル形態からロボット形態に変形する動作、腕や上半身の動きが実演されました。ジャパンモビリティショーを訪れた際には、是非その迫力を体感してみることをオススメします。
搭乗型ロボット「アーカックス」がジャパンモビリティショー2023に出展:Japanese “ARCHAX”robot@Japan Mobility Show 2023(YouTube)
https://youtu.be/ad-KF-tWPm8
ジャンケンもできちゃいます。
ジャパンモビリティショー2023で、ツバメインダストリの「アーカックス(ARCHAX)」を見てきました!アーカックスはジャンケンで何を出すでしょうか? pic.twitter.com/RdPihfo3Rw
—宮原俊介@getnews.jp (@shnskm) October 27, 2023