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10月4日、神戸のJR三ノ宮駅すぐ徒歩1分のミント神戸7階に『神戸赤ふじ』2号店がグランドオープンした。1号店は開店前から並ぶほどの大人気。黒毛和牛100%のつなぎなしのハンバーグが好評で「行列ができてお店に入れない」との声が多く、『神戸赤ふじ』がそれに応えた形だ。
そこまで人々の心を惹きつけるハンバーグと聞けば、これは味を確かめておくしかない。フードライターのモトタキが、できたてほやほやの2号店に突撃してきた。
店名の「赤ふじ」の由来は、稀にしか見られない縁起物である「赤富士」から来ているそうだ。運気も上がりそう。「赤ふじ」は黒毛和牛のハンバーグが名物だが、米にもこだわりがある。兵庫県の米を朝一番に精米するそうだ。その米袋が店前にたっぷり積まれている。期待が膨らむ。
店内は基本的にカウンター席が並ぶ。一席ごとに鉄板が用意されているのは嬉しい。目の前の鉄板でじっくりと焼き上げてくれるのだ。なお2号店には、1号店にはないBOX席もある。専用の長鉄板があるBOX席なら家族団欒の場にもなる。
約20センチの特大ハラミが食べられる「封印熟成ハラミ」(税込990円)を実食。壺の中で旨味を熟成させたハラミは醤油ベースの甘辛いタレが絡む。そのまま食べるわけではなく、眼の前でスタッフがカットしてくれる。
肉厚なハラミを噛みしめると、噛みごたえのある食感と共にホルモン系の味わいもふわりとする。これで白米をかっこむと、これだけでも無限メシ。やはり肉には米だ。
もはやこのままでもかぶりつきたくなる「神戸牛赤ふじハンバーグ」と「特上霜降り牛タンステーキ」が並ぶと壮観。
「神戸牛赤ふじハンバーグ」はSサイズなら100グラムで税込1320円、Mサイズなら170グラムで税込1870円、Lサイズ210グラムで税込2310円。「特上霜降りタンステーキ」は1枚税込1540円、2枚だと税込2530円。
たっぷりの野菜と一緒に焼き上げていく。野菜にはブレンド塩が降られている。ハンバーグの上に乗っているのは牛脂である。これを下に敷いて焼き上げる。まだ本格的な焼入れではないが、じゅうじゅうとした肉の焼き音が心地よい。
肉が焼き上がる香ばしい匂いも心が踊る。焼き上がった霜降りタンステーキがハサミでざっくりと切られていく。牛一頭からたった3枚しかとれない希少部位のタン元のステーキだ。
自慢の釜で炊かれた白米がやってくる。もっちりとした米は水加減も絶妙。これは肉と合いそうだ。もはや口の端からおつゆがたれそうなレベル。
備え付けに5種類の薬味があり、「ジャポネソース」「ハラペーニョソース」「ネギ塩レモン」「牛そぼろ」「ブレンド塩」で味変も楽しめる。野菜には「ブレンド塩」が使われており、味付けが物足りないときはこれをかければ無問題だ。
ジャポネソースは王道のハンバーグソースであり、ハンバーグを鉄板で焼く際にかければ美味しさが上がる。
「特上霜降りタンステーキ」を焼きすぎないように、しっかりと焼き目をつける。ブレンド塩をかけて食べる。柔らかでありながらも歯ごたえがあり、とってもジューシー。それでいて、あっさりとしている。これはどれだけ食べても飽きが来ない。
「神戸牛赤ふじハンバーグステーキ」も焼き上げていく。自分が選んだ量で切り分けて焼くこともできる。それもアリといえばアリだが、やはりここはスタッフに切り分けてもらう。
一口サイズに切り分けてもらい、鉄板でしっかり火を入れる。このハンバーグにつなぎはない。牛肉100%。つなぎを入れるかどうかも試してはみたが、やはり肉の味を最大限に楽しめるつなぎなしに行き着いたそうだ。
鉄板の上のハンバーグにジャポネソースをかけると一緒に焼き上がる。これがおいしい。米とも合いすぎる。
〆のメニューは税込300円で楽しめる。「ガーリックライス」「ひつまぶし」「卵かけご飯」が用意されている。今回は「ひつまぶし」をチョイス。
〆は20グラムのハンバーグがつくのが嬉しい。鰹の出汁に追い鰹をした香り高い出汁をかけて食べる。たっぷりとかけてしまってヨシ。薬味にワサビやネギもある。
鰹節も食べられるので、適量を取り出して飾り付ける。素晴らしい光景。終わりに相応しいさっぱりとした味わいで、お腹も膨れる。
2号店では「赤ふじ賄いカレー」が新たに登場した。12時間以上じっくりと煮込んだとろとろの肉のカレー。肉は牛タンや黒毛和牛、神戸牛のようにハンバーグで使う牛肉を有効活用している。そのため、煮込む牛肉の種類は毎回変化する気まぐれ仕様。テイクアウトメニューとして税込1500円/店内では〆として270円で提供されている。
〆の「赤ふじ賄いカレー」はオープン記念として1か月限定で無料提供されている。試しに行くなら今だ。ぜひとも味わってほしい。
「神戸赤ふじ」:
https://www.kobe-akafuji.com/