X（旧Twitter）で東京消防庁（@Tokyo_Fire_D）が「119番通報が大変混みあっています」と訴え、「不要不急の電話については最後までお話を聞かずに切断する場合があります」と理解を求めるポスト（ツイート）を投稿。「切迫感がすごい」「暇つぶしに付き合う必要はない」という声が上がっています。

【119番通報が大変混みあっています】
119番は緊急通報です。
問合せや相談等を119番通報すると本当に必要な緊急通報に対応できなくなる恐れがあります。
不要不急の電話については最後までお話を聞かずに切断する場合があります。
他の緊急通報を優先するための措置ですので、ご理解をお願いします。

東京消防庁のサイトによると、令和4（2022）年の受け付けた119番通報は速報値で1036645件と、はじめて100万件を超え、そのうち2割が緊急性のない問合せや、消防に関係のないものだといいます。また、救急隊の出場件数は前年比128372件増の872075件で、救急搬送された方のうち初診医師により軽易で入院を要さない軽症と判断された割合53.4％となっています。

救急車の逼迫している現状が現れているのが、現場に到着するまでにかかる時間。令和4年の平均は9分43秒で、前年の7分20秒から大幅に悪化。一方で、頭痛や嘔吐、意識障害やけいれんが伴う熱中症など、迷わず救急車を呼ぶべき状況が増えていることも事実です。

「当然の対応」といった反応のほか、「マジで余裕がないんだな」「途中でもガチャ切りします、とまで言わせるのは余程のこと」と慮る声があったこの投稿。東京消防庁は「すぐ病院に行ったほうがいいか」「救急車を呼んだ方がいいか」と迷った際には、東京消防庁救急相談センター「#7119」の利用するように呼びかけています。

その119、本当に緊急ですか？（東京消防庁）
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/inf/tokumei/rea119/119.html [リンク]

※画像はX（旧Twitter）より
https://twitter.com/Tokyo_Fire_D [リンク]

情報提供元： ガジェット通信
記事名：「 「切迫感すごい」「暇つぶしに付き合う必要はない」　東京消防庁「119番で不要不急の電話は最後まで話を聞かない場合がある」 」