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7月7日(金)に、ホテル雅叙園東京にて「ミセスユニバース2023 日本大会」が開かれました。大会に参加したのは、29~72歳の幅広いバックグラウンドを持つ47名の女性たちです。彼女たちが繰り広げた華々しい大会の模様をレポートします!
ミセスユニバースはミスコンの一種ですが、そこで評価基準となるのは容姿だけの美しさではなく、人生のプロセス。ミセスユニバースでは、「どういう人生を送ってきたのか」が問われるのです。
また、一般的なミスコンだと未婚の若い女性が対象となりますが、ミセスユニバースでは年齢、身長、婚姻歴で対象を絞ることはなく、戸籍上女性であれば応募可能。
そして、「単なる競争でない」こともミセスユニバースの特徴です。選ばれたファイナリストたちは今回の大会までの期間に定期的に集まって、子ども食堂や保護猫犬譲渡会のサポートなどのボランティア活動を協力しながら行なっているのです。
そうした活動を経て切磋琢磨し合った47人が日本代表を目指す、今回の大会。会場の中央に設けられたランウェイにファイナリストたちが音楽に乗って登場したオープニングに続いて、様々な審査が始まりました。
実施された審査は、ウォーキング審査、特技審査、イブニングガウン審査、スピーチ審査です。
特技審査には、6月に東京と大阪で実施された事前審査で選ばれた3名が参加。エントリーNo.2の雨松美菜さんはカクテル作り、エントリーNo.19の酒井純子さんはチャチャチャとルンバのダンス、エントリーNo.42の松田侑希さんはフラダンスを披露しました。
イブニングガウン審査では、華やかな衣装に身を包んだ47名がランウェイに次々に登場。本大会の中で、もっともビジュアル的に華やかな時間となりました。
スピーチ審査では、事前審査で選ばれた7名が自身の経験や思いを語ります。ミセスユニバースでは人生のプロセスが評価対象となるため、このスピーチ審査も非常に重要とのことでした。
7名のスピーチの内容は様々で、エントリーNo.2の雨松美菜さんは自身のトランスジェンダー女性としての経験を活かして若い人たちのメンタルサポートなどを行なっている経験を語り、エントリーNo.22のシマシャイナさんはフィリピンでの恵まれない子供たちのための活動のことを語りました。
日本代表選考の審査対象となるのは、ウォーキング審査、特技審査、イブニングガウン審査、スピーチ審査ですが、それらとは別にウィッグを着用して魅力を表現するビューウィッグ審査も行なわれました。
アデランスの津村佳宏社長の他、タレントの池畑慎之介さんと元宝塚トップスターの凰稀かなめさんらがビューウィッグの審査員を務めたのですが、池畑さんと凰稀さんはランウェイでのウォーキングも披露して会場からの歓声を集めていました。
すべての審査が終わり、いよいよ結果発表が始まります。まず、ビューウィッグ賞に選ばれたのは、エントリーNo.46の三善さおりさんでした。
特技審査で選ばれたタレント賞は、フラダンスを披露したエントリーNo.42の松田侑希さん。松田さんはステージやイベントで活躍するプロのフラダンサーで、その実力が高く評価されました。
スピーチ賞は、エントリーNo.17の木坂理絵さん。電機メーカー勤務を経て弁護士となった木坂さんは、DV被害者をサポートすることで自分自身の人生もポジティブに変わったことを語っていました。
そして、最後は47名の中から選ばれるトップ3の発表です。3位はエントリーNo.2の雨松美菜さん。2位はエントリーNo.29の内藤景子さん。栄えある1位はエントリーNo.42の松田侑希さんでした(写真は左から雨松さん、松田さん、内藤さん)。
タレント賞だけでなく47名の頂点にも選ばれたことで感極まって喜びの涙を流す松田さんは、ファイナリストたちに「1年間一緒に頑張ってくれて本当にありがとう」と感謝を伝えました。
「次の2024年まで、一生懸命自分なりに輝かせて、ミセスユニバースジャパングランプリの名に恥じないように行動していきたいと思います」「私が信じているのは、意志あるところに道は開けるということです。これから世界に出ていくにあたって強い意志を持ち、必ず道を開いていきます」と力強いコメントも残しました。
大会は、ミセスユニバースジャパンを主催するベリッシマジャパンの代表取締役で、審査委員長も務めた大島一恵さんの総評コメントで締めくくられました。大島さんは「今日という日がゴールではなく、今日の結果が全てではなく、ここからがスタートだと思っています」と、ファイナリストたちに暖かいエールを贈りました。
今回の大会の結果、トップ3の3人を含め、トップ20に選ばれたファイナリストたちに世界大会への出場権が与えられました。世界大会は、今年10月にフィリピンで開かれる予定です。