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どうも、バツ2でもなんとか生きているライター・丸野裕行です。
前回の《京都ラーメンシリーズ》では、「なんじゃそら!」といいたくなるような魔界系ラーメンや反則系ラーメンを食べに行ってリポートしました。今回は、コロナも落ち着き、海外からの観光客も唸るような「京都のラーメン」をがっちりとご紹介することにします。
日本全国の名店を渡り歩いても、各種雑誌や書籍で活躍している友人のラーメンライターにたっぷりと教えてもらいました! 美味さと安心する味があふれ出るラーメン店を4軒紹介いたします!
連載:京都ラーメンシリーズ
https://getnews.jp/search/%E4%B8%B8%E9%87%8E%E3%80%80%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3
筆者も足を運び、「ああ~なんか京都らしい!」という正統派ラーメンの数々は、あなたもたまらず車を飛ばすレベル(のはず)! うまい!と思わず言葉が漏れたときの画像とともに、楽しんでください。
まずは1件目。以前は、伏見区深草にあったこのお店。手打ち麺が最高です。牛肉麺は台湾らしさを感じるお味が魅力で思わず唸るはず。牛バラ肉のパンチを楽しむにはシンプルな《蘭州牛肉麺》でしょ。
ということで、名物の平打ち麺の手打ち。いやぁ、台湾に来たみたいな気持ちになりますね。お客さんの数にもよりますが、手打ちなので時間がかかる場合もあります。でも、その手さばきには思わず見とれてしまいます。「ドンドン!」と勢いよく麺が鍛えられる様子にいいものを見せていただけた気分。
細麺と平打ち麺の2種類があるのですが、個人的には絶対平麺ですね。しばらくすると、カウンターの上に着丼。大きな牛肉が数枚乗った脂がしっとりとはった牛骨スープ。まずはスープをひと口。あっさりとしたコクのあるスープに手作りのラー油が浮いていて旨すぎる! 麺をふた啜りして、具材の牛肉スライスと青ネギ、大根、青葱、パクチーでバランスがいい。
インバウンドでやってくる外国人観光客の数が激増した河原町。その街並みとラーメンで異国気分を味わいたい方はぜひ。
大阪から京都へと進出してきた祇園本店は、よしもと祇園会館の北側角地にお店を構えられました。さて、大阪では食べられずにいたお店なんですが、京都で味わうその味はいかがなものか?
ここで食べるのは、ストレート麺のシンプルな《中華そば》。着丼後、ラーメンの表面を眺めると、なんと生卵がのっている。見た目は徳島ラーメンみたい。背脂が浮かび、ほほう、旨そう! 具材としては豚チャーシューは2枚とメンマ、ネギ。柚皮の香りがほんのり漂う。
麺とスープがなんともいえないハーモニー。麺の歯ごたえも申し分なく、いや旨い。スープには鹿児島の醤油を使っているらしく、確かに甘め。筆者の父は鹿児島出身なので、田舎を思い出すなんとも懐かしい味でした。
チャーシューも大きめで柔らかい。生卵を潰すタイミングにしばし迷ったのですが、麺と絡めて食べることに……。しっかりマイルドなお味になりました。
薬味を入れることで味変。ごま油がいい。柚子とゴマ油。2種類を楽しめて旨かったです。辛子ニラをアクセントとして使えば、更なる味変になってGOOD! お世話になっている吉本芸人さんのサインもいくつか見受けられました。
僕はキラメキさんのラーメンが好きなんですが、お店によって味わいが違うんですよね。1年前くらいから河原町周辺に住んでいるので、徒歩でやってきました。ちょうど三条河原町あたりにあるので、好立地ですよね。今回は別記事でも参加いただいている社会学者の廣末登先生と訪問。
ラーメン好きが大勢押しかけるこちらのお店、カウンターとテーブル席があり、スタイルに合わせてゆっくりとラーメンを楽しむことができます。食券購入で、着席しました。ここで選んだのは《鶏白湯ラーメン味噌》。
待ち時間5分。着丼したそのラーメンの全貌は、かなりドロドロ。呑気に構えていたのがいけなかった。全部食べ切れるかなぁ……。キラメキさんらしい小麦が香る太麺にスープが絡みます。でも、味噌らしさよりもどちらかといえば、醤油寄り。そこまで濃厚ではないので、スルスル入りますね。
個人的には葛野大路にあるキラメキチキンハートさんが好みというのもありつつ、とてもおいしくいただきました。※自分が食べた味噌の撮影を失念してしまいました、すいません
やはり京都のラーメンは外国人観光客に人気。行列を作っています。筆者がいつも通っているラーメン店もとても入れる状態ではありませんでした。
コロナ禍から一転、お店を営む店主の方にはうれしい悲鳴でしょうが、どうにかこれを起爆剤にして、乗り切ってもらいたいと思います! 飲食店頑張れ!
(執筆者: 丸野裕行)