中国・深センで2013年に設立され、日本・米国・欧州などに加えて豪州・韓国などの市場にも参入しているスマートプロジェクターブランド『XGIMI(エクスジミー)』。2022年には日本を含む海外市場での売上は前年比82.04%増の154億円とグローバル展開が進んでいます。日本においては、Amazonや楽天などのECサイトのほかに、ビックカメラ、蔦屋家電などの家電量販店での取り扱いが開始されています。

2023年4月25日に発売となった同社の最新モデル『MoGo 2 Pro』は、システムに最新のAndroidTV11.0を採用しており、7000以上のアプリを利用可能で、簡単にYouTubeをはじめDAZN、AbemaTVなどのアプリを壁に投影して視聴することができます。

※参考記事 音質向上&モバイルバッテリー給電対応! 『XGIMI』がスマートプロジェクター『MoGo 2 Pro』『MoGo 2』発売
https://getnews.jp/archives/3404054 [リンク]

161x111x108mm、重量1.1kgと持ち運び可能なサイズの『MoGo 2 Pro』。電源はUSB-type Cから給電。前モデルの『MoGo Pro』はバッテリーが内蔵されていましたが、今モデルは未搭載。その代わり、65W以上のモバイルバッテリーからの給電に対応しています。

外部デバイスからの入力はUSB-type A、HDMIが使用可能。そのほか、オーディオ端子が一つあります。

とはいえ、基本的には電源をオンにして、Wi-Fiの接続設定をすると細かい知識がなくても感覚的に使うことができます。リモコンは電源、フォーカス、Googleアシスタント、ナビゲーション、設定、音量とシンプルなボタンになっており、操作に戸惑う場面はそう多くないのではないでしょうか。

また、音声操作が可能で、Googleアシスタントを駆使できるのであればよりスムーズに使うことができます。

最大400ISOルーメンと輝度が高いので、日中に白い壁へ投影しても十分な視聴環境に。標準解像度は1920×1080ピクセルで、D65の色温度規格とDCI-P3の色域規格を採用しており、自然な映像を観ることが可能。50インチ以上の大きさで映写した際にも十分に耐えられる能力を有しています。

電源をオンにして壁に投影する際や、プロジェクターの位置がズレた際には、オートフォーカスが作動するため、細かい設定をする必要がないのは嬉しいところ。

AndroidTV11.0はYouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Disney+、DAZN、TVerなどのほか、U-NEXTやAbemaTV、dアニメなどのアプリが利用可能。

アプリ非対応の動画サイトを視聴したい場合、AndroidTVでChromeを使おうとするとリモコンでの操作に対応していないため、『TV Bro』などのブラウザをGoogle Playからダウンロードする必要があります。

試しに新日本プロレスの配信サイト『NJPW WORLD』に『TV Bro』でアクセス。検索する際は音声入力が便利。操作はナビゲーションボタンを使用します。生配信自体は、他のアプリと遜色ない環境で視聴することができました。

2023年3月より開始されたJRAのレース配信もブラウザ経由で視聴可能。ただ、回線環境によって繋がりにくいことも……。数時間後にアップされているYouTubeのレース映像の場合は、ストレスなく観れました。

AbemaTVで三笘薫選手所属のブライトン戦もリアルタイムで鑑賞。DAZNと比較してやや動作が重くなる時間帯がありましたが、同時接続が重なったことが主な原因と考えられます。

『MoGo 2 Pro』には8Wスピーカーユニットを2基搭載しており、立体的な音響が楽しめるのも大きな特徴のひとつ。音響モードに映画・スポーツ・音楽・ニュースを選択可能で、シーンによって最適なモードで観るようにしたいところ。 

今回は11.5畳のダイニングでDAZNのF1生配信を視聴してみましたが、音量を絞った時でもF1のパワーユニット特有の甲高い音から低音域までリアルに感じることができました。広い部屋でも十分なパワーを有しているといえるでしょう。

『MoGo 2 Pro』の標準価格は80200円(税込・送料込)。大画面テレビが置けないという環境で迫力のあるスポーツ鑑賞を楽しみたいという人には魅力的な選択肢といえそうです。

『XGIMI』公式サイト
https://www.xgimi.com [リンク]

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 大画面&迫力あるサウンドをカンタンに! スポーツ鑑賞もイケるスマートプロジェクター『XGIMI MoGo 2 Pro』