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2012年、43歳の若さでこの世を去ってしまった漫画家、土田世紀さん。
『俺節』、『編集王』、『ギラギラ』、『競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬』(原作:田原成貴)、『同じ月を見ている』など、一風、泥臭くとも血の通った人間の息遣いが聞こえてくる作風は、多くの読者の心を捉えて離しませんでした。
2023年4月24日──没後11年の命日となる本日、土田世紀さんの公式サイトがリニューアルされ、サイト内では氏の法要である『土田世紀没後10年供養祭』の映像も公開されました。
土田世紀・公式チャンネルに公開されたのは、『土田世紀没後10年供養祭(法要)映像:短縮版』。
https://youtu.be/JWIYkNi303U
2022年に営まれたこの法要の場所は、なんと清水寺経堂。動画内では、床一面に絵のようなものが徐々に敷き詰められていく様子も収められていますが……動画の説明によると、これは「参列者」である「子どもたち(=全原画2万枚)」。 そう、作家にとって作品はまさしく子どもともいえる存在です。
公式サイトを新しくしました。
世紀のプロジェクトは終了しましたが、置き土産代わりに過去の原画展をサイト上で再現してまいります。
目が見えづらい方(私自身もです)にも安心して楽しんでいただけるよう、わかりやすい配置と大きな文字での表記を大事にしてまいります。https://t.co/mpEGvXzibs—本日2023年4月24日は土田世紀さん没後11年の命日です。永い間ありがとうございました。 (@goodbye20220424) April 24, 2023
公式サイトのメッセージでは「世紀のプロジェクトは終了しましたが、置き土産代わりに過去の原画展をサイト上で再現してまいります」とあるので、今後のサイト更新にも期待がかかります。また、供養祭そのものは「当日非公開」だったようですが、「後日映像公開予定」とのことですので、今回の“短縮版”のみならず、長いバージョンが見られるかもしれませんね。
悼みつつ、土田世紀さんの過去作品でも読み返そうかな。「オギナワっ!」「肉食え肉!」
※画像は『土田世紀公式サイト』および『土田世紀・公式チャンネル』より引用