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筆者の経験上、人生でいちばん高額なとんかつを食べました。お店の名は『tonkatsu.jp表参道』(東京都港区北青山3-9-9)。状況により価格に変動があるらしいのですが、今回筆者が食べたのは特上ロースカツ定食。価格は税込6990円なのでほぼ7000円。
すべての特上ロースカツ定食が6990円というわけではなく、客が選択した豚肉の種類により価格が変わります。今回選択した豚肉は放牧デュロック純粋種とのこと。ザクザクとしたほかの豚肉にはない食感が楽しめるそうです。
目の前にやってきた特上ロースかつはカットされており、すべて横倒しになって断面が目視で確認できるようになっていました。
これいい。赤身と脂身の比率が一目瞭然なので、自分の好みに合わせて食べる部位を的確に選べます。
重量が230グラムあるので、けっこう食べ応えあり。見た感じもボリューミー。
店主からは塩をつけて食べることをオススメされました。ロースカツにはキリッとした「黒潮源流塩」がオススメとのこと。
とりあえず何もつけずプレーンな状態でロースカツを食べる。赤身はかなり弾力があります。
「硬い」のではなく「弾力」なので、食べるとズブズブと赤身を千切るような不思議な食感が楽しめます。これは不思議食感。
しかし筆者が注目したのは赤身よりも脂身。とことん脂身がウマイ、放牧デュロック純粋種。濃い旨味をたっぷりと含んだ脂身が食べると一気にとろけていきます。
単にとろけるのではなく、脂の質として極めてサラサラしているのでしつこくない。重くない。延々と食べ続けられそうな爽やかな脂身です。うまい!
最初はプレーンで食べ、途中から塩をかけて食べたのですが、凄まじく良いですね。塩気が脂身の旨味をグンとパワーアップさせます。
これ、塩に鋭さがあればあるほど脂身がうまくなるタイプ! 良いです。
最後にソースもかけて食べましたが、これも美味。放牧デュロック純粋種は弾力があるので、必然的に咀嚼回数が多くなります。よって肉の旨味を引き出す濃いめのマッタリ系ソースが合うのかもしれません。
ソースが赤身の旨味を補完してくれる感もありました。赤身にはソース、脂身にはプレーンか塩。これでウッドボール(きまり)。
個人的な好みとしては放牧デュロック純粋種は「赤身はそこそこ、脂身は最高」という評価。究極的においしい赤身を求めている人は他の豚肉を選択しても良いかもしれません。あくまで筆者の好みでしかないので、皆さんの感想も知りたいところ。
おいしいトンカツをハフムシャッと食べるひととき、幸せ。人生でいちばん高額なとんかつ、『tonkatsu.jp表参道』の特上ロースカツ定食、良い経験でした。
俺のトンカツ人生で一番高額なとんかつ食べた。表参道の『tonkatsujp表参道』の特上ロースカツ定食6990円。1切れ1166円! 豚肉は放牧デュロック純粋種230グラム。赤身は弾力強めで肉汁感はドライ。脂身がウマイ。超サラサラ脂。脂っこくない。重くない。脂身を楽しむ豚肉として優秀 pic.twitter.com/xdd0wHuI00—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) January 28, 2023
トンカツ屋さん『tonkatsujp表参道』の特上ロースカツ定食6990円。放牧デュロック純粋種のとんかつ。豚肉の種類により価格が変わる。客が選べる。今度は一番低価格なとんかつをオーダーして食べ比べしてみたい! pic.twitter.com/onSU82zU8x—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) January 28, 2023
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)