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あの伝説の歌姫ホイットニー・ヒューストンの没後10 年を迎えた今年、『ボヘミアン・ラプソディ』の脚本家が彼⼥の半⽣を描く映画『ホイットニー・ヒューストンI WANNA DANCE WITH SOMEBODY』が、12⽉23⽇(⾦)よりTOHO シネマズ ⽇⽐⾕ほか全国の映画館にて公開となります。この度、ホイットニー・ヒューストンを演じたナオミ・アッキーが『ボヘミアン・ラプソディ』『エルヴィス』のムーヴメント・コーチと強⼒タッグ︕「すべての動きを分解しました」と明かす役作りや今の時代だからこそ伝えたいメッセージを語ったインタビューを解禁します。
ビートルズの記録を破り、シングル「Saving All My Love For You」以降7曲連続で全⽶シングル・チャート1位を獲得。その圧倒的な歌声は‟THE VOICE“と称され、アルバムやシングルなどこれまでのトータル・セールスは2 億枚を超える伝説の歌姫・ホイットニー・ヒューストンという偉大すぎる伝説の歌姫の役を射止めたナオミ・アッキー。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のジャナ役として知られる彼女がホイットニーと初めて“出会った”のは、6歳くらいの時だったそう。
「ブランディが主演したミュージカル映画『シンデレラ』を彼女が製作してフェアリー・ゴッドマザーを演じていたんです。それが彼女を見た最初の記憶ですね」 と振り返り「夢中になりました。あの作品にも衣装にも。何曲か自分で歌詞を書きなおして母の前で歌ったこともありました」「今になって『そうか、あれは彼女が製作したんだ』って。パフォーマンスをしたり演じたりするのが大好きになったきっかけがあの作品だったから<始めに戻ってきた>という感じですね」と彼女自身の人生におけるホイットニー・ヒューストンの影響の大きさについて語っています。
役作りに関しては『ボヘミアン・ラプソディ』『エルヴィス』にも参加したムーヴメント・コーチであるポリー・ベネットの多大な尽力があったとのこと。ホイットニー独特の動きや話し方、パフォーマンスの癖や身体の中のリズムなどを再現するため「7、8カ月くらいかけて、ホイットニーを集中的にリサーチ」「すべての動きを分解しました」、そして「アクセントについては自然に話せるようになるまで半年」を費やしたと明かし、ホイットニーを見出し、そのキャリアを彼女とともに作り上げた米音楽界の伝説“クライヴ・デイヴィス”も「彼女は本物」も絶賛するパフォーマンスが誕生しています。
最後、観客に向けてメッセージも。
「何よりもまず、彼女のすべての歌を頭の中に入れて帰って、彼女の歌をまた聴いてほしいです。それが、彼女が私たちに残していったものだし、彼女が残していった芸術が何よりも大切だと思うからです」「『これは知らなかった』とか、『このときどんな気持ちだったんだろう』ということも」とその想いを語ります。
そして「そういう会話の中で、私たちがどういう態度でお互いに接しているか、ということを話してもらえたらいいなと思います。世間の目にさらされている人たちに対してもね」「でも率直に言えば、今では、誰もが世間の目にさらされていますよね」と笑顔を見せながら、晩年はゴシップの影に隠れてしまい、ホイットニーの素晴らしい歌声と功績が伝わりづらくなっていることにも言及。「みんながお互いにきちんと接していたらいいなと思います」「安心して本来の自分でいられる、と人々に感じてもらうにはどうしたらよいか。すべての人の成功を祝し、辛い思いをしている人に感情移入するにはどうしたらよいか」「この映画を観ることでそうした話し合いが生まれたら、大成功だと思います」と締めくくります。
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
・公開表記︓12⽉23⽇(⾦)よりTOHO シネマズ ⽇⽐⾕ほか全国の映画館にて公開
・原題:I WANNA DANCE WITH SOMEBODY ・US 公開⽇︓12 ⽉21 ⽇予定
・監督:ケイシー・レモンズ ・脚本︓アンソニー・マクカーテン
・出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース