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東京都中央区の国立映画アーカイブにて、恐怖映画の歴史をポスターで振り返る展覧会「ポスターでみる映画史 Part4 恐怖映画の世界」が開催される。期間は2022年12月13日から2023年3月26日まで。
展覧会シリーズ「ポスターでみる映画史」の第4回目となる今回の展示では、恐怖映画の系譜を、ポスターを中心とした約120点の資料で紹介。「パニック、ゾンビ」「オカルト、スプラッター」など、それぞれの時代で観客を怖がらせ魅了した主要なテーマをピックアップする。『カリガリ博士』(1919)といった古典から、アリ・アスターの『ミッドサマー』(2019)、清水崇の『牛首村』(2022)といった近年の作品も網羅。また、古今東西の恐怖映画の音楽を聴くことができるコーナーも設ける。
開催は約4ヶ月間と長めだが、「いつでも行ける」と油断しているとあっという間に終わってしまうので、忘れずにお出かけを。
「ポスターでみる映画史 Part 4 恐怖映画の世界」
主催:国立映画アーカイブ
会期:2022年12月13日(火)-2023年3月26日(日)
※休室日:月曜日および12月27日(火)~1月3日(火)
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/horrorfilms2022/
料金:一般250円/大学生130円/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
<第1章>1910s-1950s 恐怖映画の古典―怪人・怪物
[主な展示ポスター]
『カリガリ博士』(1919年、ロベルト・ヴィーネ監督)
『オペラの怪人』(1925年、ルパート・ジュリアン監督)
<第2章>1950s-1960s 狂気と幻想を求めて―サイコホラー、ゴシックホラー
[主な展示ポスター]
『フランケンシュタインの逆襲』(1957年、テレンス・フィッシャー監督)
『サイコ』(1960年、アルフレッド・ヒッチコック監督)
<第3章>1950s-1980s 未知なるものの襲来―パニック、そしてゾンビ
[主な展示ポスター]
『ジョーズ』(1975年、スティーヴン・スピルバーグ監督)
『ゾンビ』(1978年、ジョージ・A・ロメロ監督)
<第4章>1960s-1990s より鮮烈に、より残酷に―オカルトとスプラッター
[主な展示ポスター]
『サスペリア』(1977年、ダリオ・アルジェント監督)
『クリスティーン』(1983年、ジョン・カーペンター監督)
<特別コーナー>アジアの恐怖映画と欧米の新世代たちによる恐怖映画
[主な展示ポスター]
『霊幻道士』(1985年、リッキー・ラウ監督)
『サスペリア』(2018年、ルカ・グァダニーノ監督)
『ミッドサマー』(2019年、アリ・アスター監督)
<第5章>日本の恐怖映画(1)
・怪談映画 1920s-1990s
[主な展示ポスター]
『四谷怪談』(1928年、古海卓二監督)
『怪猫赤壁大明神』(1938年、森一生監督)
<第6章>日本の恐怖映画(2)
■変身人間 1940s-1960s
[主な展示ポスター]
『美女と液体人間』(1958年、本多猪四郎監督)
『電送人間』(1960年、福田純監督)
■吸血鬼と異生物 1950s-1970s
[主な展示ポスター]
『女吸血鬼』(1959年、中川信夫監督)
『血を吸う薔薇』(1974年、山本迪夫監督)
■怪奇・ミステリ文学の映像化 1960s-1980s
[主な展示ポスター]
『犬神家の一族』(1976年、市川崑監督)
『八つ墓村』(1977年、野村芳太郎監督)
■Jホラーの興隆 1990s-2020s
[主な展示ポスター]
『呪怨』(2003年、清水崇監督)
『牛首村』(2022年、清水崇監督)