3年ぶりに一般来場者を迎えるリアル会場とオンライン企画を交えたハイブリッド開催となった「東京ゲームショウ2022」が、9月15日から18日にかけて開催中。1ホールのPLAYISMブースでは、ゲーム制作集団NIGOROがFlashゲームとしてリリース、「華族の女同士の激しいビンタ合戦」という昼メロのような世界観で世界的に人気を集めた「薔薇と椿」のNintendo Swith版がプレイアブル出展されています。

薔薇と椿は、タイマン勝負でビンタを打ち合い、相手を倒す“おビンタ格闘バトルゲーム”。プレイヤーは華族、椿小路家に関わる一員となり、それぞれの目的を達成するために、立ちはだかる人々とのビンタ決闘を制していきます。相手のほっぺためがけてビンタを打ち、相手が攻撃してきたら下がる方向にスウェイ。Flash版はマウスで、2020年にリリースされたスマホ版では画面スワイプで操作していた“おビンタ”が、Switch版ではJoy-Conを振るという、より直感的な操作にパワーアップしました。

Switch版は、縦持ちしたJoy-Conひとつでプレイが可能。自分の攻撃のターンでは、Aボタンを押しながら振ることで“おビンタ”。相手の攻撃のターンでは、Rボタンを押しながら振ることで相手の“おビンタ”を回避できます。ダメージで相手がピヨったらAボタンとZRボタンを押してJoy-Conを突き出すと、相手の胸ぐらをつかんだ状態に。往復ビンタをかまして相手に大ダメージを与えることができます。Switchのディスプレイをスワイプする操作でもプレイできるそうです。

筆者がTwitterでプレイ動画を投稿したところ、記事執筆時点で17万再生を超えるほどの話題に。

海外ユーザーからのコメントも多く、国内外から次のような声が寄せられています。

・このゲームは私に必要
・これは我が家の夫婦揃って欲しいってなった!
・Flashゲームで遊んでたよ
・Switchのキラーアプリがついに
・モーションコントロールを使う価値があるね
・昔よく遊んだな~www
・ゲーム・オブ・ザ・イヤー
・eスポーツ!
・VSモードとEVO(格闘ゲーム大会)仕様が要るね

Flashゲームで遊んでいた人も多いようですが、単に思いっきりビンタをしたい人、対戦して遊びたい人もいるようです。PLAYISMの発表によると、Joy-Conを左右で使い分ける“おすそわけプレイ”でのローカル対戦モードが用意されるとのこと。夫婦ゲンカの代理戦争として普及する時代がやってくるのかも……? 格闘ゲームとしてeスポーツの種目に選ばれる可能性もあるかもしれません。

今のところPLAYISMから国内向けに発売が決定したことが発表されているのですが、NIGOROのボス楢村匠氏によると、海外での発売に向けても同時に進行しているとのこと。

Switch版では過去にリリースされた「薔薇と椿」「薔薇と椿2」に加えて、幻のシナリオ3、今回書き下ろしたシナリオ4を収録。スマホ版をリリースした際、手描きアニメーションを追加したりシナリオ3の仕組みを実装していたという開発の成果が、Switch版にも大きく反映されているものとみられます。

東京ゲームショウのブースで試遊すると、Switch版発売記念のおビンタシールをプレゼント。会場へ行く人はプレイしてみてはいかがでしょうか。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 Joy-Con振っておビンタバトル! NIGOROの名作Flashゲーム「薔薇と椿」Switch版が登場しプレイ動画も大反響:TGS2022