26日、横浜のイベント会場「ぴあアリーナMM」で、『乃木坂スター誕生!LIVE』が開催された。これは、今年3月まで放送されていた『乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系、昨年10月から『乃木坂スター誕生!2』に改題)の初めてのリアルイベント。

同番組は、乃木坂の4期生が昭和・平成の名曲のカバーに挑む歌番組。様々な大御所歌手や、グループの先輩メンバーとのコラボとともに、4期生のパフォーマンスが毎週見られる貴重な30分であった。そんな番組の看板も現在は、新たに加入した5期生が受け継ぎ、『新・乃木坂スター誕生!』(同系)としてオンエアされている。

本来は4月の開催予定だったものの、コロナの影響で2か月延期となり、この26日に。そして今回、もともとの夜公演に加えて昼公演も追加されることとなり、同番組の事実上の“最終回”を、ファンは丸1日かけて堪能することとなった。
  
早川聖来が欠席したため15人でのステージとなったものの、メンバーは夜公演で彼女の名が書かれたうちわを振り、賀喜遥香は「16人の魂は一緒だよ」と語るなど、その絆の強さを見せた。

昼・夜合わせてハイライトは数知れず、北川悠理の歌唱中の涙、遠藤さくらによる恥じらいながらの『ラムのラブソング』、有観客での『猫舌カモミールティー』、弓木奈於 with スーパーやんちゃんず(金川紗耶、遠藤、松尾美佑、田村真佑)とDJ KOOによる『EZ DO DANCE』など書ききれない。

また個人的な意見ではあるが、番組でも歌っていた松尾美佑の『Hello,Again〜昔からある場所〜』(MY LITTLE LOVER)は雰囲気と声に合っていた。さらに佐藤璃果、黒見明香もさらなる成長を見せており、場数を踏むことの大切さを教えてくれた。

そんなライブでは番組同様、先輩メンバーの意外な歌唱力も再認識することができた。3期生・伊藤理々杏の『世界でいちばん熱い夏』、同じく3期・久保史緒里による『Everything』は、もはや圧巻の一言、彼女たちのソロコンサートかと見まがうほど、会場の空気を変えていた。

その中で特に鮮烈な印象を残したのが、林瑠奈だった。昼公演ではLINDBERGの『今すぐ Kiss Me』を熱唱。ステージ狭しと観客を煽り、夜公演では山口百恵さんの『プレイバックPart2』を、完璧にものにしていた。その横顔と視線に、かつての百恵さんの面影を見たファンも多いだろう。また、林の“後ろ暗い雰囲気”が、また歌とマッチしていた。

それでいて往年の80年代アイドル・浅香唯にも似た顔立ちと明るさも感じさせ、底知れぬ魅力を見せつけていた。また当初、早川がパフォーマンスするはずだった『どうにも止まらない』を代役熱演。ご本人・山本リンダさんと対等に渡り合っていた。
 

同番組のプロデューサーで、今回のライブも手掛けている日本テレビ・毛利忍氏も自身のTwitterで、林を絶賛している。


https://twitter.com/shinobumouri/status/1541081078433460224

#乃木坂スター誕生LIVE はまさに全員が主役。4期全員、素晴らしいパフォーマンスだった。そんな中でも一番の功労者は、やむなく休演になってしまった早川聖来の代役を急遽務めた #林瑠奈 山本リンダさんの相手を代役と思えぬ見事なパフォーマンスでライブのピンチを救ってくれた。本当にありがとう!

こうしてみると、どうしてもグループ全体のお披露目となってしまう全国ツアーとは別に、満足度の意味でも、期別ライブは今後も必要な気がする。また、いつか16人での『乃木坂スター誕生!LIVE』も見てみたい。いずれにしても、個性もますます磨かれ始めた4期生の今後の活躍が、より楽しみになってきた。

(執筆者: genkanaketara)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 乃木坂46 4期生が大活躍『乃木坂スター誕生!LIVE』真のMVPは誰だ!? 林瑠奈への称賛の声やまず