日本のみならず、海外においても絶大な支持を得ている人気漫画『ベルセルク』。その作者である三浦建太郎先生が2021年5月6日に他界し、『ヤングアニマル』に最終話が掲載され、もう二度と『ベルセルク』の続きは読めないのだなと悲しい気持ちになっていたファンは多い。

三浦建太郎先生による『ベルセルク』が今後も読める

そんななか、三浦建太郎先生によるスタジオ我画のアシスタントたちが『ベルセルク』の続きを執筆することが決定。しかも生前に三浦建太郎先生が語っていた『ベルセルク』の構想をもとに執筆されるため、まさに三浦建太郎先生による『ベルセルク』が今後も読めるわけだ。

森恒二先生に『ベルセルク』結末までの内容を話した

三浦建太郎先生は同じく漫画家の森恒二先生に『ベルセルク』の結末までの内容を話していたそうで、その物語をもとに『ベルセルク』の続きが執筆されるようである。以下は、今回の『ベルセルク』の連載再開に関するTwitter上での先生たちのコメントである。

<黒崎先生のTwitterコメント>

「今回から、今まで三浦建太郎先生による作画比率99.2%くらいだったベルセルクが(0.8%くらいはスタッフ的な作画比率。いや、1%かな?)、100%我々スタッフオンリーによるベルセルクになります。事前に断りにあるように、完全なる忠実なる再現とまではいかないですが、最後までよろしくお願いします」(引用ここまで)

「なお、森恒二先生による監修はガチです。いわゆる最終回についても、完全なる形で明確に説明され、理解しました。知ってはいましたが、確信しました。もはや三浦先生とは、共同原作者同然で、そこにウソや捏造など一切ないものでした。故にマジもんのガチ監修です。がんばります」(引用ここまで)


<ベルセルク公式Twitterコメント>

「『ベルセルク』が6月24日発売のヤングアニマル13号から連載再開いたします。連載再開に際し、ヤングアニマル編集部並びに森恒二先生からのメッセージを掲載いたします。引き続き『ベルセルク』をご愛読いただけるよう何卒よろしくお願い申し上げます」(引用ここまで)

<森恒二先生のTwitterコメント>

「お騒がせしております。自分がやれる事には限界がありますが三浦の弟子達と何とか走りきりたいと思います! どうかよろしくお願い致します(森)」(引用ここまで)

<杉本英輝先生のTwitterコメント>

「三浦先生。ファンの皆々様。とにかく、全力で頑張ります。よろしくお願いします。是非お手に取ってください」

興味深いのは、黒崎先生の「今まで三浦建太郎先生による作画比率99.2%くらいだったベルセルク」というコメント。三浦建太郎先生は徹底して自分が描きたいものを、自分クオリティで仕上げてきたと言えるかもしれない。まさに匠、職人、プロ根性。

伊織もえさんと並んで『ベルセルク』のガッツ

連載が再開となった『ベルセルク』は、2022年6月24日発売の『ヤングアニマル』に掲載されている。表紙にはグラビアアイドルの伊織もえさんと並んで『ベルセルク』のガッツが描かれており、まさに三浦建太郎先生とその遺志を受け継いだ先生たちの『ベルセルク』再誕、爆誕、降臨といった感じだ。

描き続けてくれている先生たちに敬意

『ベルセルク』はあまりにも壮大で奥が深く、誰も想像できない展開が繰り広げられているダークファンタジーだ。いつたいどのような結末を迎えるのか。多くの人たちが物語の展開と、ガッツたちの行く末を見守っている。『ベルセルク』を生み出してくれた三浦建太郎先生と、描き続けてくれている先生たち、編集関係者に敬意を表したい。



※冒頭画像は『ベルセルク』が連載再開となった『ヤングアニマル』表紙より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 人気漫画ベルセルク連載再開でファン大歓喜「今まで三浦建太郎先生による作画比率99.2%くらいだった」