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「シェンムー×横須賀 アニメ化記念プロジェクト」が4月29日にオープニング配信イベントを開催した。
現在TOKYO MXなどで放送中の『Shenmue the Animation』は3Dオープンワールドの元祖といえるドリームキャスト向けゲーム『シェンムー』(1999年)のアニメ化版。現在、『シェンムー』の舞台となった地・横須賀で、「シェンムー×横須賀 アニメ化記念プロジェクト」が開催されている。
『シェンムー』は、1999年に発売されたアクションアドベンチャーゲームで、その特徴は昭和の横須賀を3Dで忠実に再現している点。背景のみならず人物、天候など作品世界をリアルに表現し、そのリアルさと自由度の高さから、現在のオープンワールドゲームの元祖と言える作品となっている。
『シェンムー』のアニメ版である『Shenmue the Animation』は現在、各配信サイトにて配信されている。さらに5月3日(火)からはTOKYO MXでも放送開始。原作であるゲーム同様、1986年の横須賀を舞台に、主人公・芭月涼の物語が描かれる。
https://youtu.be/VdyV7XfqhwU
現在開催されている「シェンムー×横須賀 アニメ化記念プロジェクト」では、シェンムーゆかりの店舗を中心としたアニメ・ゲームの資料展や、お買い物キャンペーンなどが実施中。開催期間は6月26日までとなっている。
このプロジェクトの一環として、4月29日(金)にオープニング配信イベントが行われた。ゲスト出演したのは、同作の主人公である芭月涼を演じる松風雅也さん、シリーズを通してゲームの原作を手掛ける鈴木裕さん、アニメーションプロデューサーの浄園祐さん。
https://www.youtube.com/watch?v=w64xEWEBHi4
『Shenmue the Animation』の魅力を語る「アニメを語り尽くそう」のコーナーでは、鈴木さんがゲームとアニメという異なるメディアにおけるストーリーの届け方の違いについて語った。「ゲームと違い、アニメは尺が決まっているので、決められた尺の中で、抑揚をつけてしっかり設計して組み立てることを意識」したとのこと。
一方、アニメーションプロデューサーの浄園さんは、制作で苦労した点を語った。原作の持つスケールの大きさに触れた上で、「制作では、物語のゴールを意識しながら、『最初の横須賀編をどの分量に収めるのか』議論を深く重ねた」という。
また、主人公・涼役の松風さんは「オリジナルのイメージを死守しました。ゲームで話しているときの涼の語尾を特に意識しました」と語った。このエピソードに「涼の声質が変わってないのがすごい!」というコメントが届くなど、こだわりは視聴者にも伝わった模様。
イベントの締めくくりには、3人からファンへの感謝のメッセージが贈られた。
浄園祐さんメッセージ
海外で配信が始まり、非常に好評と聞いています。
やっと日本でも放送が始まり、これから物語が大きく動いていきます。今のアニメにはあまり無いタイプの主人公の涼が繰り広げる物語と、日本人が忘れがちになる美徳があり、見る人に余地を与えてくれる見方ができるのは、今の人達にとっても新鮮なドラマになっていると思います。
楽しみにしてください。
松風雅也さんメッセージ
皆さんに愛していただけるおかげで、奇跡が何度も起こり続けています。
最新作でも、声優チームはとても良い雰囲気で収録しています。
みんな原作をリスペクトし、愛情をこめて収録しました。配信されている最新話ではステージが変わり、今後も加速して面白くなっていきます。
アニメの評判もすごく良いので、これを機にぜひ作品を楽しんでいただけたらと思います。
鈴木裕さんメッセージ
ファンの皆さん、いつもサポートをありがとうございます。
これからも変わらず「シェンムー」の事を宜しくお願いします。
心から感謝しています。
Shenmue the Animation 公式サイト:
https://shenmue-anime.jp/[リンク]
(c) SEGA / Shenmue Project
(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)