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日本一激辛で、辛いラーメンとしてはトップクラスでおいしいラーメンだと筆者が個人的に思っている『カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 池袋店』(東京都豊島区東池袋1-13-14)。辛いラーメンとしては『蒙古タンメン中本』が絶大な支持を得ているし、確かに絶品だが、『鬼金棒』の辛さは従来の辛いラーメンとは別次元だと思っている。
ここの魅力はカラとシビ。唐辛子の辛味、山椒の痺れ、そのダブルアタックと「カラシビ融合によるトリプルアタック」が楽しめる、唯一無二の激辛グルメここにあり。辛くてもうまくなければ意味がない、そんな人にこそ『鬼金棒』でカラミ、シビレ、ウマミの融合を体験してほしい。
今回食べたのは、ヤングコーンカラシビ味噌らー麺(1120円)。そこにカラ鬼増し(200円)と、シビ鬼増し(200円)を追加トッピング。そもそもラーメンのカラとシビを無料で増量することができるが、限界突破の極限カラシビを堪能したいならカラ鬼増しとシビ鬼増しと必須。カラミ、シビレ、ウマミの破壊力ここにあり。とはいえ、辛さに弱い人には絶対オススメできないので注意したい。
やってきたヤングコーンカラシビ味噌らー麺&カラ鬼増し&シビ鬼増し、もはやラーメンというより、活火山。おいしそうな薫りと、シビれる辛味が湯気に乗って嗅覚を訪れるため、かろうじて食べ物であることがわかる。「フッ!」と息をかければスパイスが飛んでいきそうなほど鬼山盛りなカラシビスパイス。ヤバイ。これはヤバイ。
麺をすすっても、スープをすすっても、具を食べても、どこから食べはじめたとしても、最初から強烈なシビレ感を伴う旨味が訪れる。これがヤバイ。痛いでもないし、辛いでもないし、とにかくシビレ! 3口、4口、5口と食べ進めるうちに、シビレを追いかけるかのように辛味がやってくる。しかも、かなり強烈な尋常ではないヤツ!
だがしかし!『鬼金棒』のラーメンは単なる辛いだけのラーメンじゃないから凄いんだよ。旨味がすげーのなんの。カラシビが単なる刺激で終わらないのは、カラシビを基礎の部分で支えている旨味があるから。それが凄まじく優しい。優しさの上に厳しさがある。一辺倒な辛さだけのラーメンではないのだ。
なぜヤングコーンカラシビ味噌らー麺をオーダーしたのかというと、ヤングコーンが著しくカラシビスパイスにマッチするから。
ヤングコーンの隙間隙間にスープがたっぷりと浸透するだけでなく、粉末スパイスも流れ込んで定着。ホクホクでザクザクとした食感とともに広がるスパイス感。神域ィ!
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)