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どんなことでも、奇抜だったり、意外だったりするところに飛び込むのは躊躇するもの。フルーツのラーメンと言われても「普通のラーメンが食べたいんだけどなあ」と思って躊躇し、その味を知らぬまま終える人は少なくないと思う。
世界的なグルメガイド『ミシュランガイド東京』に掲載され、そのおいしさが世界的レベルで認められたラーメン店『ソラノイロ』。宮崎シェフが自身のセンスで紡ぎ、編み出すラーメンの数々は、奇抜ながらも「食べる者を裏切らない一杯」に仕上がっており、定番のベジタブル系ラーメンだけでなく、フルーツ系ラーメンも絶賛され続けている。
2022年3月16日現在、『ソラノイロ』で食べられるフルーツ系は『ソラのいちご冷麺』。甘みと酸味のバランスが絶妙な苺をふんだんに使用した逸品で、具として盛られているだけでなくスープにもたくさんの苺が使われている。
具は苺のほか、鴨のスモーク、水菜、ナッツなどが盛られており、苺には練乳がたっぷりかけられ、酸味が際立つ工夫もされている。麺をサルベージすれば、麺の弾力がなかなか強めであることがわかる。
たっぷりと苺スープを纏った麺をすすれば、極めて心地良くも力強いコシを感じるとともに、爽やかでありながらいつまでも尾を引く甘さが味覚を訪れる。最高か! 日本中においしい冷麺の店があるが、ここまでコシが強い麺を使用している店は少ないのではないだろうか。
麺自体はほのかに香ばしさを感じさせることに徹し、「苺の良さ」を味覚に伝えるための媒介役として最高の仕事をしている。なにより食感が楽しい。麺から「ギュッ!」、苺から「ジュワッ!」、水菜から「シャキッ!」、ナッツから「コリッ!」、飽きない。とことん、飽きない。いつまでも、飽きない。むしろ、もう一杯食べられる勢い。
なによりいちばん高く評価したいのは、苺のスープ。これ、すでにフルーツジュースとかストロベリージュースと言っても過言ではないほど濃厚で濃密な苺テイスト。ジュースか、はたまたジャムか、と思うくらい濃いし、スープを飲んでいるのに、ジュースを飲んでいる気分になる。不思議すぎる。
この『ソラのいちご冷麺』は2022年3月21日(月曜日)まで、1日20杯限定で『ソラノイロ ニッポン』(東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F)で食べることができる。
また、本店の『ソラノイロ ARTISAN NOODLES』(東京都千代田区平河町1-3-10)でも別バージョンの特別なイチゴの冷麺が作られる予定なので、食べたい人は『ソラノイロ』の公式Twitter(https://twitter.com/miyachihi)をチェックしたい。
店名: ソラノイロ ニッポン
住所: 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
メニュー: ソラのいちご冷麺 1500円 2022年3月21日まで販売
イチゴの冷やし麺at東京駅は、本日たくさんのお客様に召し上がって頂けて嬉しいです!今年は東京駅でもフルーツラーメンを長い期間やることで、たくさんのお客様にソラノイロらしいフルーツ麺を召し上がっていただこうと考え、取り組みました!是非2週間の間に召し上がっていただけると幸いです。 pic.twitter.com/p3jYCuX6QN—ソラノイロ創業者 宮崎千尋 仲間募集中!! (@miyachihi) March 7, 2022
本店のイチゴの限定は、木曜日夜と、金曜日夜と、土曜日昼の中で、2回やろうと思いますが、みなさんどこに予約してきていただけますか?多いところ2回でやろうと思います!来られる方は教えてくださいませ!—ソラノイロ創業者 宮崎千尋 仲間募集中!! (@miyachihi) March 15, 2022
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)