日産自動車がEV(電気自動車)の普及に向け、本気を出してきました! 2022年2月17日から、EVオーナーに向けてプレミアムな体験を提供するプロジェクト『GREEN PASS powered by NISSAN』を期間限定で展開中。NEXCO中日本と共同で、東名高速・海老名SAにEVオーナーだけがゆっくりとくつろぐために利用可能なラウンジを設置するなど、EVオーナーへの優遇サービスを提供しています。

「GREEN PASS powered by NISSAN」のプロジェクト開始に先立って、2022年2月16日、報道関係者に向けた発表イベントが開催されました。具体的には、東名高速・圏央道5か所のSA/PAにある全21店舗で展開される日産によるEVオーナー優遇サービスです。目的としては、脱炭素が叫ばれている地球規模の環境問題に対し、サスティナブルな観点から自動車メーカーとして貢献するということだそうです。

「GREEN PASS powered by NISSAN」の目玉となるのが、東名高速・海老名SA下りに設置されている「GREEN LOUNGE」。EVオーナーだけが利用可能なプレミアムラウンジで、内装にはサスティナブルに配慮したダンボールで作られたチェアなどが設置されています。

このチェアは「やすらぐほど充電できる椅子」と名付けられており、その名の通り、スマホのQiワイヤレス充電が可能となっています。なお、この充電のための電気は日産のEV「リーフ」から給電されています。

また、「GREEN LOUNGE」を利用するEVオーナーには、もれなく絶滅危惧食材で作られた高級バーガー「GREEN LOUNGE BURGER」やペアドリンクが、なんと無料で提供されます。

この「GREEN LOUNGE BURGER」は、気候変動などによって、いつか食べられなくなるかもしれない食材を使って作られており、監修はミシュラン1つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作さんが担当しています。ペアドリンクはジンジャーエールとほうじ茶を合わせたスッキリとした味わいで、自然な優しい味わいをコンセプトに作られています。なお、このペアドリンクも絶滅危惧食材で作られています。

また、「GREEN PASS powered by NISSAN」では、EVオーナーを脱酸素社会の実現に貢献してくれる人たちと位置づけ、より豊かな時間を過ごしてもらうことを目的に、全21店舗で利用可能な特別特典「GREEN COUPON」を提供しています。なお、この「GREEN COUPON」に加え、「GREEN LOUNGE」の利用は日産のEVオーナーだけでなく、全メーカーのEVオーナーが対象という太っ腹さ!

このプロジェクトを主導する日産自動車日本マーケティング本部 Division General Manager増田氏は、発表会で「当社は2050年までに、車のライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを実現する目標を掲げています。そんな当社だからこそできる新たな取組として、EVを選んでいただいた皆様に何か還元したいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。当社のEVオーナー様だけでなく、他社を含めたすべてのEVオーナー様に特別な体験をご提供したいと考えています」とコメントしました。

また、日産のEV「アリア」の会員向けサイト『CLUB ARIYA』にも登場している女優の黒谷友香さんがクロストークに登場。「地球規模で危機的な状況となっている現在、脱炭素社会の実現にEVが果たす役割は大きい。この『GREEN PASS powered by NISSAN』のような目に見える形で体験させてもらえることで、視覚や味覚を通じて実感として考える機会がもらえるので、すごくいい企画だと思います」と話しました。

なお、黒谷さんは発表会後、海老名SAに移動し、「GREEN LOUNGE」を体験。「GREEN LOUNGE BURGER」に舌鼓を打ちました。

「GREEN PASS powered by NISSAN」は2022年3月16日までの期間限定プロジェクトですが、このような企画が恒常的に行われると、脱炭素化社会実現への道筋となることでしょう。利用方法など詳細は「GREEN PASS powered by NISSAN」特設サイト(https://ev2.nissan.co.jp/EV/GREENPASS/)をチェックしてみてください!

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 えっ? 高級バーガーが無料で食べられる? 日産のEVオーナー優遇サービス「GREEN PASS」が話題を集めている件