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細田守氏、磯光雄氏、井上俊之氏ほか、日本を代表するアニメーターが総出演する、手描きアニメの現状を撮影したドキュメンタリー映画『Hand-Drawn』のクラウドファンディングが開始。
カナダ在住の映画監督フェリシティ・モーランド氏は世界の手描きアニメーターに関するドキュメンタリー映画『Hand-Drawn』のポストプロダクションのため、MotionGalleryにて2月3日よりクラウドファンディングをスタートさせました。集まった資金は、映画を完成させるために使用します。映画は、日本や北米での公開は2022年秋を目指しています。
本作は、手描きアニメーションの新しい方向性を探るために、日本を含め世界中のアニメスタジオやアニメーターたちを撮影した長編ドキュメンタリー映画です。日本ではアカデミー賞にノミネートされた山村浩二氏、『竜とそばかすの姫』の細田守氏、新作『鹿の王』を手掛けるProduction IGなど、またヨーロッパのカトゥーン・サルーンやディズニーのアニメーター、グレン・キーン氏など才能溢れるアニメーターたちを取材。
それぞれ独自の視点を持った35人以上のアニメに関わるクリエイターたちにインタビューを行い、CGアニメが北米で主流になりつつある今、ヨーロッパや日本の手描きアニメの現状を探っています。
フェリシティ・モーランド氏は、「現在アニメーションの世界では、手描きアニメの復活や3Dとの融合など様々な変化が起こっています。とは言え、アニメーションの制作現場や才能あるクリエイターについては、まだ十分に知られていないというのが現状です。そこで、私はアニメーション・コミュニティの寛大な支援を受けて、少人数のスタッフとともに世界中を周り、今日の手描きアニメーションの現状を撮影しました」とコメント。
作品にアニメーション、翻訳、音楽、特殊効果などを加えるため、さらに、この映画を日本や海外で公開するための資金として、今回のクラウドファンディングを実施するとのこと。返礼品として各クリエイターのサイン入りBlu-rayなどが設定されています。
●タイトル
『Hand-Drawn』 (2022) 120 分
●作品について
『Hand-Drawn』はアニメーターたちが手描きアニメについて、彼ら自身の歴史や作品、また、彼らの手描きスタイルや作業の仕方、そして手描きアニメの未来に関して、詳しく語る長編ドキュメンタリー映画です。北米、ヨーロッパ、日本でアニメに関わるクリエイターたちにインタビューを行いました。
「美女と野獣」などのディズニーアニメで原画を手掛けたグレン・キーン、「竜とそばかすの姫」監督の細田守などの著名アニメーター、短編アニメがアカデミー短編アニメ賞にノミネートされた実績を持つ山村浩二やビル・プリントンなどのインディアニメーター、「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」「ウルフ・ウォーカー」など、世界中で高い評価を受ける作品を制作しているアイルランドのアニメ・スタジオ、カートゥーン・サルーンなど、各国のアニメーターやアニメ・スタジオへのインタビューを通じて、手描きアニメの現在や未来、直面する課題などについて語ってもらいました。
●監督:フェリシティ・モーランド
●出演者:細田守(『竜とそばかすの姫』『未来のミライ』『サマーウォーズ』監督)、山村浩二(『頭山』『カフカ 田舎医者』監督)、安藤雅司(『鹿の王』監督)、井上俊之(『AKIRA』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』原画)、西村義明(スタジオポノック代表)、稲村武志(『ハウルの動く城』『メアリと魔女の花』作画監督)、磯光雄(『地球外少年少女』監督『BLOOD THE LAST VAMPIRE』原画)、グレン・キーン(『美女と野獣』、『リトル・マーメイド』アニメーター)、フロイド・ノーマン(『眠れる森の美女』、『ムーラン』アニメーター)他
『Hand-Drawn』公開時期:2022 年秋予定(北米、日本他)
▼ クラウドファンディングページ
https://motion-gallery.net/projects/hand-drawn
HP http://www.handdrawnfilm.com/jp.html[リンク]
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