韓国ノワールの傑作と語り継がれる『新しき世界』のコンビ、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェが７年ぶりの共演で話題を呼んでいる『ただ悪より救いたまえ』が１２月２４日（金）より公開となります。

本編の80％以上を日本やタイなど海外で撮影し、韓国ノワールとしてかつてないほどの規模で製作された本作は、『チェイサー』『哀しき獣』などで類まれなるストーリーテリングの腕を知らしめたホン・ウォンチャンが脚本/監督を務めた。また『パラサイト 半地下の家族』『哭声／コクソン』 のホン・ギョンピョ撮影監督により、主演二人の対決がスクリーンに激しくかつ美しく描き出されている。主人公インナム役は、韓国が誇る名優ファン・ジョンミン。インナムの命を執拗に狙うレイ役は、現在Netflixで配信されている「イカゲーム」で話題沸騰中のイ・ジョンジェが演じる。新型コロナウイルス大流行後の韓国で、あの『新感染　ファイナル・エクスプレス』の続編『新感染半島 ファイナル・ステージ』をも超える動員を果たし大ヒットを記録！世界５６カ国で公開も決定しています。

日本、韓国、タイと舞台が移り変わり、3か国それぞれの個性が本作に奥行きを与えているが、冒頭を飾るのは日本である。日本パートはセットではなく、2019年の秋に実際に日本で撮影され、登場するお店などは実在するもの。まずはファン・ジョンミン演じる凄腕の暗殺者インナムが引退前の最後のミッションを終え、『パラサイト 半地下の家族』で名演技を見せたパク・ミョンフン扮するブローカーのシマダから報酬を受け取るシーン。

インナムが「大将！ビール！」と日本語で注文するこのラーメン屋は渋谷区笹塚にある「福寿」。長年地元で愛され続けているラーメン屋で、“中華そば”と書かれた暖簾は思わずくぐりたくなる風格がある。

続いては、インナムが一人酒をしながら一枚の絵を見つける場面。パナマのきれいな海が描かれた絵を見てインナムは余生を過ごす場所を決める。この昔ながらの味わい深い店内が印象的な居酒屋は江戸川橋にある「大衆割烹すみれ」。公式Twitter（@sumire_kappou）で実際のファン・ジョンミンは優しい人だったというツイートが！

そしてパナマで余生を過ごすことにしたインナムが移住地の書類を確認する場所は、両国にある老舗の「下総屋食堂」。昭和7年創業の歴史ある食堂でこれまでも数々のドラマや映画で使用されています。

最後はイ・ジョンジェ演じる裏社会でも恐れられる無慈悲な殺し屋レイの初登場シーン。レイが実の兄コレエダ（豊原功補）の訃報を聞き、葬儀場に真っ白なコートで登場する印象的な場面だが、撮影場所は「和食処 翠州亭 (旧スイス大使館)」。千葉県長生郡にある昭和5年に建築された格調高い和風建築で、現在は「登録有形文化財」に登録されています。

他にも高円寺の商店街や、新宿のビジネスホテルなど関東の様々な場所が登場するため、ロケーションに注目して鑑賞するのも一つの楽しみ方。ぜひご注目を！

『ただ悪より救いたまえ』

【STORY】腕利きの暗殺者インナム（ファン・ジョンミン）は、引退前の最後のミッションで日本のヤクザ、コレエダ（豊原功補）を殺す。コレエダは冷酷無比な殺し屋レイ（イ・ジョンジェ）の兄弟だった。レイは復讐のため、どこまでもインナムを追いかけ、関わった人間を次々と手にかけていく。一方、インナムの元恋人はインナムと別れた後ひそかに娘を生み、タイで暮らしていたが、娘が誘拐され元恋人も殺されてしまう。インナムは、初めてその存在を知った娘を救うためタイに向かい、誘拐に関わったもの達を拷問し居場所を探す。レイもまたインナムを追ってタイにやってくる。そして二人の通った後には死体の山が出来上がる…。タイの犯罪組織や警察まで巻き込み壮大な抗争へと発展する。果たして、暴走する暗殺者と狂暴な殺し屋の運命の対決の結末は一体！

(C)2020 CJ ENM CORPORATION, HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED

情報提供元： ガジェット通信
記事名：「 ファン・ジョンミンが大将にビールを頼むお店も！『ただ悪より救いたまえ』撮影で実際に使用された日本のロケ地一挙紹介 」