4月22日に発売されたNubia Technologyのゲーミングスマートフォン新製品「RedMagic 6」のレビューをお届けします。2020年に発売された前モデル「RedMagic 5」と比較して、ディスプレイのリフレッシュレートが144Hzから165Hzに、冷却機構のターボファンが1万5000回転から2万回転にパワーアップしているのが特徴です。

CPUは最大2.84GHzのクロック数で動作するQualcomm Snapdragon 888 5Gを搭載。GPUにAdreno 660を採用し、レンダリング性能を35%向上しています。12GB RAMと128GBストレージを搭載し、16GB RAMと256GBストレージを搭載する「RedMagic 6 Pro」もラインアップします。バッテリー容量は5050mAh。

6.8インチ、解像度2400×1080ピクセルのアクティブマトリクス式有機ELディスプレイに、スキャンレート500Hzのタッチセンサーを搭載。インカメラは800万画素で顔認証に対応する他、指紋認証センサーも画面に搭載します。

リフレッシュレートは最大165Hz。ユーザーの利用状況に応じて30Hz、60Hz、90Hz、120Hz、165Hzから最適なリフレッシュレートを自動で選択する機能を搭載し、快適なビジュアル環境とバッテリー消費の最適化を実現しています。

ガラス製の背面には、6400万画素広角、800万画素超広角、200万画素マクロから構成するトリプルカメラを搭載。

左側面には、ゲーム関連の設定やランチャーとして機能する「ゲームスペース」を起動する赤いスライドスイッチ、音量ボタンを搭載します。

右側面には電源ボタンと、両手で横持ちにした際にトリガー操作に使える静電容量式のトリガーボタンを搭載。400Hzのタッチサンプリングレートで遅延なく操作ができます。

画面下部にはUSB Type-CインタフェースとSIMトレー、画面上部には3.5mmイヤホンジャックを搭載します。USB-C端子は付属の30W充電器で急速充電が可能な他、別売りの充電器で66Wの急速充電に対応します。USB-CポートはDP ALT(Display Port Alternate mode)による外部ディスプレイへの画面出力にも対応。

ターボファンによる左側面の吸気口から右側面の排気口への空冷、冷却液やグリスによる冷却の組み合わせで、CPUコア温度は16℃低下する効果が得られるとのこと。

左側面のスライドスイッチをONにしてゲームスペースを起動すると、リフレッシュレートの切り替えやターボファンのON/OFFといったパフォーマンスの設定がゲーム単位で設定できる他、エイムアシスト、fps表示などゲームプレイに役立つ各種機能を利用できます。

トリガーボタンは設定画面に表示された「L」「R」のマーカーをゲーム画面のバーチャルパッド上にドラッグして簡単に設定可能。バトルロイヤル系ゲームなら照準をLボタン、トリガーをRボタンに割り当てると、ゲームコントローラーと同じ快適さでプレイできます。「PUBG Mobile」「荒野行動」のようなバトルロイヤル系ゲームのプレイ感は快適そのもので、エイムの正確さはゲーム機やパソコンでのプレイを上回る実感があります。

「Real Racing 3」「Dead Trigger 2」といったタイトルが165Hzのリフレッシュレートに対応。滑らかに動作する美しい画面でプレイを楽しめます。

ゲームモードに切り替え、165Hzのリフレッシュレートでベンチマークを実施してみました。結果は「3D Mark」の「Wild Fire」で5763、「Geekbench 5」のシングルコアのスコアが1099、マルチコアのスコアが3648。いずれも「Galaxy S21 Ultra 5G」を超える結果を記録しています。

RedMagic 6は日本語公式サイトで899米ドル(税込)で販売中。本体カラーがMoon SilverのRedMagic 6 Proは999米ドル(税込)で販売します。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 165Hzディスプレイ&2万回転ターボファン搭載のゲーミングスマホ「RedMagic 6」レビュー