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2011年からサービスを展開しているイベント・コミュティ管理サービス『Peatix』。2021年5月12日にサービス開始から10周年を迎えて、ユーザー数約620万人・コミュニティ数11万・世界27ヶ国で利用されるまでに成長していますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でオンラインイベントの開催数が劇的に増加しています。
2020年2月に政府によるイベント自粛要請があり、4月に7都府県で緊急事態宣言が出されたことにより、リアルでのイベント開催は困難になりました。それを受けて『Peatix』では新イベントタイプ「オンラインイベント」の導入や集客強化、ZoomやYouTubeなどの配信サービスとの連携などの対応を実施。とりわけ4月以降にはオンラインイベントの開催が増えて、2020年1月以降のオンラインイベント参加者は305万人、オンラインイベント数は14万件に達しています。
オンラインイベントの普及により、『Peatix』におけるイベント開催数は前年比150%、イベント参加者数は前年比180%と増加。2021年1~3月には、オンラインイベント数は36000件、参加者数はのべ74万人で、2020年1~3月と比較してそれぞれ40倍、35倍と飛躍的に増えています。
コロナ禍により帰省を断念せざるを得なくなった人向けに開催された『京都オンライン帰省』や、大学の学園祭などが『Peatix』を利用していますが、シンガーソングライターの曽我部恵一氏が2020年6月に開催したオンラインイベントでは、カレーを各参加者の自宅に配送し、YouTube Liveでライブが視聴できるという新たな交流スタイルが生み出されています。
2021年6月には、オンライン配信サービス『Peatix Live』のセルフサービス機能のローンチを予定。コンテンツは有料チケット購入者への限定配信が可能で、高画質・高音質で集客やチケット販売から配信、コミュニティ醸成までワンストップで行えるサービスになるといいます。『Peatix』はサービスを展開している各言語圏にカスタマーサービスを置いているだけに、とりわけ海外展開を視野に入れているエンターテイメント業界にとっては利用を検討してみる必要がありそうです。
Peatix(公式サイト)
https://peatix.com/ [リンク]