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Amazonは4月14日にAlexa対応のスマートディスプレイ「Echo Show 10」新モデルの出荷を開始しました。10インチのHDスクリーンが左右に回転するモーション機能を搭載する点が注目の同製品。出荷開始に先行して開催された製品説明会で、実際の動作を体験してきました。
画面が水平方向に350°回転する機構を搭載。「アレクサ」と呼びかけると話しかけたユーザーの方に画面を向けるだけでなく、ユーザーが移動しても動きに合わせて画面の向きを調整してくれます。部屋のどこにいても画面が確認できる他、Alexaを通じたビデオ通話でユーザーが動き回っても、フレームアウトせずに通話を続けることができます。
呼びかけると振り向いてくれる動きはデバイスが感情や知性を持っているように感じさせ、えも言われぬ愛着が湧いてきます。実際の動きは動画でご覧ください。
モーション機能を搭載したスマートディスプレイ「Echo Show 10(第3世代)」の特徴(YouTube)
https://youtu.be/yIcOWDUvnX0
ユーザーを認識する技術は、音声とカメラ映像を処理するコンピュータビジョンにより実現。カメラ映像は人の姿、形状、曲線、色を表すデータポイントに変換して使用し、元画像は保存されない仕様となっています。また、すべてのデータはデバイス上でのみ処理・保存され、クラウドに送信することはないとのこと。
プライバシーに配慮した機能として、カメラの物理カバーを採用。カバー時にはカメラ、マイク、モーション機能がOFFになります。モーション機能は、Alexaアプリ上からの設定や「アレクサ、ついてきて」「アレクサ、ついてこないで」という音声操作でON/OFFを切り替え可能。
モーターには静音性と耐久性に優れるブラシレスモーターを採用。どのようなモーションが自然な動きなのか、どれぐらいの速さが自然に感じられるのか、といった検討にVRを活用。VRヘッドセットを着用して動きを確認しながら開発を進めたそうです。
花瓶が置いてあるなど、画面の回転範囲に干渉する物体がある場合には衝突を検知して知らせてくれる他、回転範囲をAlexaアプリからあらかじめ設定しておくことが可能。
従来の箱型の筐体は画面の角度が固定されていましたが、新Echo Show 10では上下方向に手動で画面の角度を変更可能に。棚の上に置いたりキッチンのカウンターに置いたり、置く場所の自由度が高くなりました。
スピーカーは上方向に向いたウーファーと2つのツイーターを搭載。ツイーターは画面を正面に見た位置で最適に聞こえるように配置されているので、画面の向きがユーザーに追随するモーション機能により、サウンド面でもよりよい音を楽しむことができます。
外出先から内蔵カメラにアクセスする監視カメラ機能が利用可能に。スマートフォンのAlexaアプリからEcho Show 10のカメラのライブビューが確認でき、マイクアイコンをタップしてスマホとEcho Show 10の間で相互通話することもできます。アプリのライブビュー画面をスワイプすると遠隔操作でディスプレイ(カメラ)が回転し、広い範囲で部屋の様子を確認できるのが特徴です。
また、Alexaの機能アップデートにより最大8人のグループ通話が可能に。Alexaアプリからグループを設定し、「アレクサ、(グループ名)に連絡して」と話しかけることでグループ通話が利用できます。
新モデルのEcho Show 10(第3世代)はチャコールとグレーシャーホワイトをラインアップして、価格は2万9980円(税込)です。