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アニメ『極主夫道』が4月8日より、Netflixにて全世界独占配信中です。津田健次郎さんが演じる“不死身の龍”と恐れられてきた最凶の元極道男・龍。そんな、裏社会で数々の伝説を残してきた龍が結婚を機に極道から足を洗い、家族に忠誠と仁義を誓う“専業主夫”の道を極めていく!
“動かない”独特の映像で作られた本作。監督をTVアニメ『のだめカンタービレ 巴里編』、『のだめカンタービレ フィナーレ』や、劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』なども手掛けた、今千秋さんが務めています。今千秋監督に『極主夫道』についてお話を伺いました!
――「動かないアニメ」という独特の演出を楽しく拝見させていただきました!
今監督:たぶん、通常のアニメより役者さんのお芝居や音楽、SE、効果、音が際立って面白さが増していると思います。
――「極主夫道」に感じた魅力、監督がお好きな部分などを教えてください。
今監督:漫画を最初にバーッと読んだ時と実際に作業する時に、もう一回改めてそれを絵コンテに起こして、アニメーションという形にするのですが、作業しながら、作品の良さを再確認することが結構多かったです。龍の人柄や龍と美久の夫婦愛などが魅力かなと思います。
個人的には、美久のお父さんが好きです。お父さんと龍のやり取りは、今まで孤独だった龍に家族が増えたという感じがしますね。美久だけじゃない家族がついているぞというのがほっこりしますね。
――主演の龍を演じた津田さんのセリフの量がとても多いと思うのですが、音響監督さん等と工夫された部分はありますか?
今監督:龍は読めないような漢字みっちりの極道用語をまくし立てて喋っていたりしますからね。音響監督さんと工夫したことは特にないのですが、今のご時世で1つのブースで3人までしか役者さんが入れなかったり、入った後も中に仕切りがあったりしました。3人が撮り終わったら、一回消毒してまた3人が入るというやり方だったのですが、津田さんの場合は、主役ということもあり基本すべての話数に登場しているということもあり、入れ替え不要の1人でアフレコできる小さいブースがあるんですが、そこで一人でアフレコをされていました。初日から「孤独です(笑)」とおっしゃってました。
――監督が、原作がある作品をアニメーション化する時に心がけていることを教えてください。
今監督:やはり、原作準拠です。原作があるものに関して、原作準拠でやらせて頂くというのはベースにあります。よくアニメを作るにあたって、尺の都合であったり、会話の間に多少追加する部分があったりすると思うのですが、今回は特にそういうことも全くなく、あるがままの「極主夫道」をアニメーションでお届けさせてもらっています。おおの先生の思うテンポ感とその解釈を表現できたらいいなと思っています。
――今日は素敵なお話をありがとうございました!
今千秋監督:堤博之
【動画】極主夫道」予告編 –Netflix
https://www.youtube.com/watch?v=YlqyUg8zJh0