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長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、鉄道・バス・タクシー・航空・海運といった運輸や、宿泊・旅行業が大きな打撃を受け、従業員は一時帰休や在籍出向、一時金のカット・不支給により雇用不安や生活悪化に直面しています。
そんな中、全日本交通運輸産業労働組合協議会(交運労協)が『KeyWorkers(キーワーカーズ)』と題した特設サイトと動画を公開。移動手段や宿泊の現場を支える従業員へのインタビューを通じて、「社会の鍵となる大事な働き手」の想いを伝えるプロジェクトになっています。
交運労協ドキュメンタリー・ショートムービー「KeyWorkers」~いつかの出会いに思いを馳せて~(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=AhCyEJKbeYg [リンク]
動画では、JR四国や熊本市交通局、JALとANA、東海汽船、函館国際ホテルなどの現場で働く「キーワーカーズ」が登場。感染リスクと対峙し、家族と離れた環境の中でも日々の仕事に取り組む姿にフォーカスしており、厳しい状況の中でも前向きな姿勢に心を打たれます。
サイトでは、9社14名のインタビューを掲載。中でも熊本駅構内タクシーのドライバーは「利用しようと思ってくださるお客さまには安心感を伝えたい。コロナ以前よりもいっそう笑顔での応対を心がけているんです」と語っています。また、新潟交通の高速バス運転手は2004年の新潟県中越地震や2011年の東日本大震災の経験を話しつつ、「私たちのような運輸業務がないと困る人々も大勢いらっしゃると思います。感染対策をしっかりして、一緒に今を乗り越えていければと思います」といい、家族への感謝も伝えています。
日本では「エッセンシャルワーカー」という言葉が広がっていますが、交運労協の慶島譲治事務局次長は「この社会に意味のない仕事はあるのか。全ての職業には価値がある。職業の貴賤を競うのではなく、労働の尊さや『キーワーカーズ』の意味するものが何なのかは丁寧に説明していきたい」と述べて、SNSなどでの周知を広げたいとの考えを示しています。
今後はSNSを中心に「#KeyworkersJP」を用いて発信を行っていく方針。日常の足を支える人たちを応援や感謝を伝える意味で、ハッシュタグを使い投稿してみるというのも良いのではないでしょうか。
『KeyWorkers』(交運労協特設サイト)
https://keyworkers.jp/ [リンク]