古くは弥生時代より営まれていた養蚕業。明治維新による近代化により各地で良質な絹糸が作られるようになり、1900年頃には世界一の生糸の輸出国になるまで発展しましたが、第二次大戦後には急速に縮小。かつての隆盛は産業遺産としてその名を留めるに至っていますが、現在も皇室では紅葉山御養蚕所にてご養蚕が執り行われています。

そんな中、熊本県のシルク産業の復興を志す株式会社あつまるホールディングスが、熊本県山鹿市の『やまがシルク』を配合したたボディケアブランド『COKON LAB(ココン・ラボ)』のポップアップストアが、2021年1月7日から1月20日まで渋谷スクランブルスクエアに期間限定でオープンしています。

もともと江戸時代の細川家・熊本藩が治めていた頃から養蚕業が盛んで、明治に入って長野濬平(1823-1897)によって設立された熊本製糸により、主要な産業として地域の発展に寄与しました。

そのようなシルク産業の復興の一貫として、2019年9月より展開を開始した『COKON LAB』は、シルクのタンパク質が人の肌のタンパク質とアミノ酸構造が似ていることに着目。シルクに含まれるアミノ酸は高い保湿性があります。『COKON LAB』では、カイコの餌の桑の葉を、山鹿市内の標高600メートルの山中にあった耕作放棄地を開墾して作った『天空農園』で無農薬栽培。シア脂・オリーブ果実油・ゆず果実エキス・ツバキ種子脂・スクワランといった天然油脂由来の原料や天然植物オイルを配合し、製品の90%以上が天然由来の材料を用いています。

フランキンセンスやシトラス系の香りでフレッシュな印象の『ブランプリュム』と、イランイランやラベンダーなどの光と森をイメージした香りの『レーヴブラン』がラインナップされている『COKON LAB』のボディケアアイテム。ハンドアンドボディウォッシュ(280ml:2000円/480ml:3000円・税別)とハンドアンドボディーローション(280ml:2500円/480ml:3500円・税別)は、ボトルのデザインが山鹿の風景にインスピレーションを得ており、ラグジュアリー感があります。

フェイスアンドボディソープ(80g:2000円・税別)は、高気泡性の植物油脂由来の石鹸素地にシルク粉末を配合した100%天然由来成分で、敏感肌の人や子どもでも安心して使えます。

渋谷スクランブルスクエアのポップアップショップでは、『PEACH JOHN』『BEAMS』などのアートワークを担当しているクリエイティブスタジオ『YAR(ヤール)』による限定デザインの単品パッケージとギフトボックスを先着450名にプレゼント。ボックスには繭がイメージされており、パッケージは山鹿市の自然からインスピレーションを得ているといいます。

実際に、ハンドアンドボディウォッシュ(レーヴブラン)を使ってみると、滑らかな泡立ちとミルキーでやさしい肌触りが特徴的。加水分解シルク(セリシン)配合で、洗い上がりがしっとりとしつつすっきりとした肌感になります。

無菌養蚕の『やまがシルク』は、天然保湿因子のセリンの含有量が一般のシルクと比較して最大20倍含まれている可能性があるといいます。100%繭玉にぬるま湯をつけてやわらかくしてから、小鼻まわりやひじ、ひざなどをマッサージすると、古い角質汚れが落ちてつるっとした感触になります。

新たなシルクの可能性を追求している『COKON LAB』。今後も新製品開発を進めていくとのことなので、国産のボディケアアイテムとして注目されます。

『COKON LAB』 ポップアップストア

場所:渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 6F +Q(プラスク)
   ビューティー イベントステージ 6E
期間:2021年1月7日(木)~20日(水)
営業時間:11:00~21:00(※変更となる場合あり)

『COKON LAB』公式サイト
https://cokonlab.jp/ [リンク]

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 天然由来成分で潤い&保湿を! 熊本産『やまがシルク』配合のボディケアブランド『COKON LAB』の魅力とは?