アメリカの「The Neural Correlate Society(神経相関学会)」というNPO法人が毎年開催している錯視コンテスト「ザ・ベスト・イリュージョン・オブ・ザ・イヤー・コンテスト(The Best Illusion of the Year Contest)」。

今年は明治大学の杉原厚吉さんが優勝しました。これで2010年、2013年、2018年に続き、4度目の優勝となります。

工学博士の杉原厚吉さんの明治大学における肩書は「研究・知財戦略機構 先端数理科学インスティテュート 研究特別教授」です。

3D Schröder Staircase(YouTube)
https://youtu.be/5DYeAkx2IBo

公式YouTubeチャンネルでは杉原さんの作品「立体版シュレーダー階段図形(3D Schröder Staircase)」の映像が公開されています。

「立体版シュレーダー階段図形」は、立体の絵と実物の立体を混在させると絵の部分も立体として認識してしまう脳の働きを調べるために実験材料として作ったものということです。

階段の一番上にミニ三角コーンを置きます。

そして階段を回転させると……。

なぜかミニ三角コーンが階段の一番下にきてしまします。目の錯覚というか脳の勘違いだという理屈はわかるのですが。

しかもこの階段、全然段差ないし……。素人にはもう何がなんだかよくわかりません。

「立体版シュレーダー階段図形」を自作してみたいという方は、下記リンクで立体工作のための展開図を閲覧することができます。

2020年ベスト錯覚コンテスト優勝 「立体版シュレーダー階段図形」
http://www.isc.meiji.ac.jp/~kokichis/contest/contest2020/contest2020j.html[リンク]

【関連記事】今年のベスト・イリュージョンは? 東大・福田玄明さんの「Change the Color」が準優勝
https://getnews.jp/archives/2326756[リンク]

※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=5DYeAkx2IBo

※ソース:
http://www.isc.meiji.ac.jp/~kokichis/contest/contest2020/contest2020j.html
http://illusionoftheyear.com/2020/12/3d-schroder-staircase/

(執筆者: 6PAC)

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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 アメリカの錯視コンテストで明大・杉原厚吉さんの「立体版シュレーダー階段図形」が優勝