「喧嘩するほど仲がいい」とはよく言いますが、杉苔さん(@sugigoke_hi)がTwitterに発表した『口喧嘩の漫画』では風紀委員とギャルJKが教室を巻き込む言い合いをしたことが咎められて、斜め上の改善(?)を果たすというストーリーになっています。

「いっつもいっつもうるせえんだよ、たがが服でよお!!」と騒ぐギャルに、「校則も守れないそちらが悪いんでしょうが。嫌ならちゃんとしてくることです!!」と応戦する風紀委員。「あの二人毎日けんかしてるんだって~」「仲良いんだね~」と噂をされていることに構わず、「あーいいよな風紀委員サマってのは。そーやって校則振りかざしてギャンギャンいっていたら真面目に仕事してるように見えるんだからな~」「服装の規則を守りなさいとか…そんなの小学生でも守れますよ?小学校からやり直した方がいいんじゃないですか?」との言葉にお互いの地雷を踏み、「もう一回言ってみろやこのクソ女!!」「ええ何回でも言ってやりますよ、その保育園児以下の脳ミソでも分かるようにね!!」とヒートアップ。しまいにはとても文字にするには憚られる罵詈雑言が飛び交います。

「熱意を持って生徒の指導をしてくれるのはいいことですが…そのために風紀委員自身が風紀を乱してしまっては元も子もありませんよ?」と穏やかな表情ながら怒りが滲む教師に、「ふたりとも今後は校内でのあのような風紀にそぐわない言葉の応酬は慎むように」と釘を差された風紀委員とギャル。

数日後。廊下ですれ違ってもお互いにスルー。「今日も平和でよかったですね」と声をかけられて「そうですね…」と答えていたところ、ギャルの方から「風紀委員さんよ。このあとちょっと時間あるか?」と言われます。

言語?暗号?電波?のようなよく分からない言葉を戦わせる風紀委員とギャル。「こんどは二人だけの言葉を作ってけんかしてるんだって~」「仲良いんだね~」という声の中、罵詈雑言(だと思われる)が飛び交わしているのでした。

「“女の子二人が誰にもばれないように二人だけの言葉を作って話をする”っていうとちょっとロマンチックですが、それだけじゃあつまらないなあということで、真面目な校風の学校における野蛮な口喧嘩に使うことを思いつきました」という杉苔さんのこのマンガ。風紀委員とギャルについて、「ふたりとも高校二年で、名前は特に考えてません。いつか二人が名前で呼び合う必要に駆られる時が来るといいですね」と語ります。

言語を作ってしまったことに対して「こいつら頭良すぎる」という声も上がっていましたが、杉苔さんは「実は作中の言語は既存の言語を少しいじっただけのかんたん人工言語なので、めちゃくちゃ暇な方は解読にチャレンジしてみてもよいかもしれません。解読可能か作者本人は確認してませんし、しょうもないことしか書いてませんが」とのこと。いずれにしても、「仲良く喧嘩しな」を地で行っている二人の関係を微笑ましく感じられるのではないでしょうか。

※画像はTwitterより
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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 スラング連発で教師から咎められて…… 風紀委員とギャルが口げんかをするマンガが斜め上すぎる